

作・編曲家の服部克久が東京都に生まれる。父はやはり作曲家の服部良一。テレビの黎明期から活躍し、各種番組のテーマ曲をはじめ、アニメやドラマ、歌謡曲の編曲まで、手掛けた楽曲は膨大な数に上る。一部を挙げてみても、TBS系の『ザ・ベストテン』『クイズ100人に聞きました』、フジテレビ系アニメ『トム・ソーヤーの冒険』、『北斗の拳 劇場版』などなど、誰もが耳にした曲ばかり。その功績は誰もが認めるところであろう。
ブリティッシュ・ロック・シーンで活躍したベーシスト、リック・グレッチがフランスのボルドーに生まれる。後に英国に渡った彼は、プログレッシヴ・ロック・バンドのファミリーで頭角を現し、69年にはエリック・クラプトン、スティーヴ・ウィンウッド、ジンジャー・ベイカーという面子のブラインド・フェイスに加入する。スーパー・バンドの中では最も地味な存在なのは否定しようがないが、その堅実なプレイは見事にバンドの屋台骨を支えていた。90年に43歳で死去。
古内東子、東京都に生まれる。1993年「はやくいそいで」でデビューした彼女は、「恋」「心にしまいましょう」などをリリースし〈女性が共感できるシンガー〉として支持を得る。自ら「恋愛至上主義者」を公言する彼女は、理想の女性像を「シナモンな女(=絶妙な甘さと刺激のバランス)」と表現。ミステリアスでどこか近寄りがたい風貌だが、コンサートで歌詞を忘れることが多かったり、ラジオ本番中に居眠りしてしまったりという絶妙なシナモン具合が人気の秘密なのかもしれない。
Charaがデビューアルバム『SWEET』を発売。ファンの間で人気の高い「うそつくのに慣れないで」や、岩井俊二のテレビ作品で使われた「Break These Chain」などを収録した本作は、Charaのキュートで切ない楽曲が詰め込まれた珠玉作。その後、Charaは夫である浅野忠信との間に2児をもうけ、元JUDY AND MARYのYUKIらと結成したMean Machineなどで活躍。母になっても、相変わらずロッキンな毎日のようです。



ジョージのソロ・アルバム『不思議の壁』英国発売(米国では12月2日、日本では69年3月10日)。米国では2週連続49位を記録するも、全英、日本ともにチャート・インを逃がしている。このアルバムはジョージ初のソロ・アルバムであると同時に、アップル・レーベル第1弾アルバムにあたり、ジェーン・バーキン主演の映画『ワンダーウォール』のサウンドトラックでもある。アルバムのレコーディングはロンドンとボンベイで行なわれ、ロンドンでのレコーディングにはリンゴやエリック・クラプトンが参加した。