

女優の内田有紀が東京都に生まれる。10代はじめからモデルをこなし、93年にユニチカ水着キャンペーンモデルに選出されたことをきっかけに人気を獲得。ドラマはもちろん、CDデビューも果たすなど、90年代を代表するアイドルとなった。2002年、ドラマ『北の国から』で共演した吉岡秀隆と結婚。芸能界を引退したが、05年の離婚を機に復帰する。ショートカットのイメージが強く、年齢を重ねてもボーイッシュな若々しさは健在だ。
女性ジャズ・シンガーのダイアナ・クラールがカナダのブリティッシュ・コロンビアに生まれる。音楽に触れるようになったのは、4歳でピアノを習い始めてから。15歳からレストランなどで歌うようになり、高校時代にはジャズ・グループを結成したという。その後、バークリー音楽院で学ぶため、米国へと移住。93年にデビューを果たすと着実にその評価を高め、才色兼備のシンガーとして人気を獲得した。2003年、エルヴィス・コステロと結婚している。
稲葉浩志+松本孝弘=B'zがBMGビクターから独立し、事務所〈B.U.M.〉を設立する。ビーイングは一括お抱え管理かと思われがちだが、織田哲郎もWANDSもT-BOLANも、みんな個人で事務所を持っている。この年「太陽のKomachi Angel」で初めてチャート1位を記録し、4thアルバム「RISKY」を198万枚を売り上げたB'zは、押し寄せる税金の波から逃れるために個人事務所を設立した……かどうかは定かでない。ちなみに「B.U.M.」は3rdアルバム中の曲のタイトルでもある。
薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」、中森明菜の「スローモーション」など、さまざまなアーティストへの楽曲提供で知られる作曲家、来生たかおが東京都大森に生まれる。高校在学中、ビートルズの『ラバーソウル』から影響を受け、作曲に興味を持つ。大学中退後、出演していたライヴ・スポットで、アンドレ・カンドレ(井上陽水)と知り合い、一緒にラジオなどに出演。後に陽水のディレクターを通じて、作曲家としての仕事をもらいはじめたという。
パンクのカリスマ、セックス・ピストルズが日本武道館に初来日。といっても、来日したのは結成20周年を記念しての再結成後のピストルズ。再結成しただけでも大きな衝撃だったのに、'70年代の黄金期には実現できなかった来日までも果たし、ファンの間に衝撃が走った。ステージのオープニング・アクトを務めたのは、彼らの大ファンであるハイロウズ。会場には若いパンク・ファンから、頭頂部が薄くなりかけた元「パンクス」の姿までもあったという。ちなみにこの時のライヴ映像は、DVDとしても発売されている。
1951年11月16日、漫画家の亜月裕が埼玉県で生まれる。75年に『洋介クンの事情!?』でデビュー。初連載となった『伊賀野カバ丸』がアニメや実写映画化されるほどの大ヒットとなり、普段『別冊マーガレット』を読まない男性層にも支持された。なお、アニメ化は『昭和アホ草紙あかぬけ一番!』もされている。90年代以降は男性誌でも連載を行なっており、幅広い層に向けての作品を発信し続けている。

ポール、シングル「ワンダフル・クリスマスタイム」英国発売(米国では26日、日本では12月1日)。全英では最高6位、日本では最高69位、米国ではチャート・インを果たせなかった。79年7月にレコーディングされたこの曲は、久々にポールのソロ名義でのシングルとなった。演奏のすべてをポールが担当しているが、79年に行なわれたウイングスのツアーでも披露され、ビデオ・クリップにもウイングスのメンバーが総出演している。