



偉大なるソウル・シンガー、オーティス・レディングの乗ったチャーター機がウィスコンシン州モノナ湖に墜落。26歳のオーティスは、4人のバンド・メンバーとともに無惨な死を遂げる。事故の数日前には名曲「ドッグ・オブ・ベイ」を録音していたという。現在でもいろいろなアーティストがオーティスの曲を演奏しており、忌野清志郎などからオーティスの良さを知った人も少なくないであろう。ちなみに、この日はあの日航機墜落事故で亡くなった、坂本九の誕生日でもある。
坂本九(本名・大島九)が神奈川県川崎市に生まれる。高校時代から米軍クラブでエルヴィス・プレスリーを歌い、1960年「悲しき60才/恋のホームタウン」でデビュー。翌年には「スキヤキ・ソング」として米国で日本人初のビルボード・チャート1位を記録した、「上を向いて歩こう」を発表し時代の顔となった。71年に女優の柏木由紀子と結婚後、二児を儲けた坂本だったが85年の日航機墜落事故で死去。ちなみに、小惑星6980の「6」は永六輔、「8」は中村八大、「9」は坂本九にちなむ。
「ダンシング・ヒーロー」などの大ヒット曲を持つ、'80年代のディーバ・荻野目洋子、千葉県に生まれる。小悪魔的女優・荻野目慶子が実姉として有名だが、その上の姉・知子も、かつては「アパッチ」というアイドルグループに属した芸能人でもある。洋子自身は、アイドルグループ「ミルク」、TVアニメ『みゆき』の声優を経てソロデビュー。アイドル黄金期に、高い歌唱力とキレのあるダンスで人気を得た。その後も大沢伸一にプロデュースを依頼するなど、独自の歌手活動を続ける。
1997年12月10日、オリジナル発売(91年)から6年ぶりにTVアニメ『ふしぎの海のナディア』(NHK総合/1990年〜91年/全39話)のヴォーカル・コレクション・アルバムが再発。森川美穂が歌った主題歌「ブルーウォーター」はもちろん、声優陣のキャラクター・ソングも含めた全11曲入り。当時は総監督を手がけた庵野秀明の『新世紀エヴァンゲリオン』が大ヒットしていた。なお、2001年には、本作とその続編である『ヴォーカル・コレクションII』に未収録曲を加えた『ヴォーカル・ツインベスト』が発売されている。
日本映画界の重鎮・三國連太郎の息子として、のちに俳優となる佐藤浩市が生を享ける。日本アカデミー賞とブルーリボン賞の最優秀主演男優賞ならびにブルーリボン賞の新人賞(『青春の門』)と主演男優賞を親子2代で獲得した名優だが、ラジオ番組に出演した時にメタリカをリクエストしたことなどからヘヴィ・メタル・リスナーとしても知られる存在。
ローリング・ストーンズが制作費を負担し、自ら企画、主演したテレビ・ショー『ロックンロール・サーカス』にダーティ・マックなるバンド名でジョンとヨーコが出演。「ヤー・ブルース」と「ホール・ロッタ・ヨーコ」を演奏した。メンバーは、リード・ギターにエリック・クラプトン、ベースがキース・リチャーズ、ドラムスはミッチ・ミッチェルが担当。このダーティ・マックというバンド名は、当時、ジョンとの仲が悪くなりつつあったポールへの当てつけだとか。しかし、この作品は90年代半ばにCDとビデオで発売されるまで一度も公開されることもなく、お蔵入りしていた。