finalは、独自の振動板制動技術「AFDS（エアフィルムダンピングシステム）」を搭載するフラッグシップヘッドフォン「D8000 DC」を12月中旬に発売します。価格は548,000円（税込）。

　「D8000 DC」は、発売より7年が経過し、国内外で出荷数が累計2,000台を超えるロングセラーとなった旧モデル「D8000」の設計を一からすべて見直したもの。ドライバーユニットの振動板は製造技術から見直し、独自技術「AFDS」はパンチングメタルの穴径・ピッチ・パターンのすべてを再設計。さらに、ドライバー前方のマグネットを取り除くことで、旧モデルと比べて開口率を約70％大きくしました。さらにイヤーパッドは、これまでのものと比べて1.5倍の厚さに変更されており、音響空間の容積を大きくしています。従来の開放感と量感のある低域と繊細な高域を両立したサウンドに加えて、さらに一音一音がより精細になり、広大なサウンドステージを実現しています。

　機種名に加わった「DC」は、音楽用語のダ・カーポ（Da Capo: 譜面の最初に戻るという意味）に由来しています。

　また、「D8000」の繊細な音質をそのままに、より大きめの音量で聴取したいという録音のプロからの要望を受けて誕生した「D8000 Pro Edition」の後継機である「D8000 DC Pro Edition」も12月中旬にあわせて発売されます。価格は598,000円（税込）。

　「D8000 DC」と「D8000 DC Pro Edition」のどちらも11月2日から予約を受け付けています。