韓国の奇才スケーター / アーティスト、ユンキー・キム（Yoonkee Kim）の最新アルバム『Communication』が、日本の「SATURDAY LAB」レーベルより11月27日にカセットテープで、bandcampと各種ショップにて発売。また、12月3日（火）より各種サブスクリプションサービスにて配信開始となりました。

　ユンキー・キムが、宅録ダブ・アルバムの金字塔『Asian Zombie』で日本に紹介されてから早20年。近年は、2021年作『JUNALIS』など、電子音楽〜アンビエント・ミュージックに傾倒している彼ですが、新作はアブストラクトな電子音やアナログシンセの奔流が際立ち、タイトでサヴェッジな鳴りのTR-707実機のリズムが刻まれつつ、時折、笛の音が顔をのぞかせるなど、どこを切っても隠し切れないのんきなグッドバイブスを湛えた仕上がりに。彼のDNAに深く刻まれているダブマスターの遺伝子によるミックス感覚も冴えわたり、単なる電子音楽に留まらない強度も持ち合わせた作品に仕上がっています。