自身が監督・主演した短編映画が、ハリウッド映画祭の入選に続き、イタリアの映画祭で「Best Asian Film」を受賞するなど、多種多様な才能を発揮する唯一無二のドラマティック・アーティストDan Mitchelが、3ヵ月ぶりとなる3曲入りニュー・シングル「都会のターザン」を5月28日（水）にリリース。本作は、HIP LAND MUSICによるデジタルディストリビューション＆プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」がデジタル・リリースをサポートしています。

　リード・トラックとなる「都会のターザン」は、13年前に制作された楽曲で、タイトルから彷彿とさせる野生のEnergyを感じさせるようなプログレッシブ・ロック。Funny FacturesことKoji Shibanoによるアフリカン・ビートのドラムから始まり、Danの声を用いた動物の鳴き声、TAMIWのギタリスト河部翔とのユニゾンによるアラビアンな旋律が反復される冒頭。そこから唐突にポップな展開へと移り変わり、Bメロでは川口彩恵（ex.アイビーカラー）によるタイタニックを彷彿とさせるストリングスが響き、サビはダンサブルなロック、間奏ではDanのラップが入り、終盤にはマイケル・ジャクソンの影響を感じさせるバンド崩壊＋魂の咆哮パート…という、あらゆるジャンルをクロスオーバーさせた実験的な楽曲が、極めてポップな風貌で収録されています。

　カップリングの「自由の女神にkissをして」は、12年前に開催されたDan主催イベント〈Ride On! The Big Wave To The World!〉で誕生した、河部翔との共作によるファンキーなブルース・ロック。アコギとベースのみというシンプルな構成ながら、熱を帯びたグルーヴが印象的な1曲です。さらに、前作EP『Generation』収録曲である「ときめきダンス」も今作に再録されています。

　また、3月に開催された公開リハーサルイベント〈今夜は、ずっとリハーサル？〉の動画が、Danの公式YouTubeにて公開。5時間に及ぶリアルなリハーサル、映画上映、そして1時間にわたる総括ライヴという異色の構成で、リハーサルにおいては、本作のほか、今後レコーディングしていきたい新曲、そして宇多田ヒカルやビリー・アイリッシュなどのカヴァーも披露。ミュージシャン同士がセッションしながら楽譜を読み解く様子や、初見曲への挑戦など、貴重な舞台裏も映し出されています。

　総括ライヴでは、極限の集中と疲労が交錯する中で生まれた唯一無二のグルーヴが展開されており、Dan自身も「最高傑作」と語るほど。カバー写真は、ドキュメンタリー作家としても有名な、写真家の黒柳礼生が撮影、映像はあえてノーカット・無修正のドキュメンタリー形式で公開されています。

　そういった企画を踏まえて、Danは今、「出張プライベートLIVE」という事業に取り組んでいます。以前から実施しているオーダーメイドの楽曲制作「Your Only Song」に加えて、出張パフォーマンスなども全国各地あるいは世界各国からのオファーを募集中です。詳細はDanのOfficial Websiteのほか、マネジメントを担当する「株式会社ドラマティックフロンティア」のページをご確認ください。

［コメント］
今作は前作に続き、「抑圧からの解放」
またそれに伴う、「責任」について歌った楽曲を3曲集めました
「都会のターザン」は13年前に制作した曲で、当時結成していたバンドの空中分解を決定づけた因縁の楽曲で、今では制作しようと思いづらいようなアイデアが凝縮された、プログレッシブな一曲です。
「自由の女神にkissをして」は河部翔さんとの共作で、12年前に私が企画したイベントの特別コーナーの為に作ってもらった曲です。
その時、対バンが私以外に４組いたのですが、唯一作ってきてくださったのが翔さんで、とても思い出深い楽曲です。

彼との共作曲としては、海辺で演奏すると国内外問わずウケがいい「TIME TRAVEL」に続くリリースです。
「ときめきダンス」は、前作EP「Generation」にも収録した楽曲ですが、テーマ的にも、サウンド的にも、ここにいても良さそうだったので、収録しておきます。
是非ともお楽しみくださいませ。
――Dan Mitchel