ヴォーカルの舛谷美来と、ギター・ピアノ・コーラスのじょぶずによる2人組ユニット“DawnLuLu”が、1月14日(水)にHIP LAND MUSICによる「FRIENDSHIP.」から5th EP『leonora』をリリースしました。
デンマーク語で“光”を意味するタイトルを冠した『leonora』は、輝きと喪失のあわいに佇む静謐な物語。リード曲「irie」(読み: イリエ)は絵画〈オフィーリア〉をモチーフとした楽曲で、DawnLuLu主催の企画展「芽吹」へ寄せて制作されましたが、ライヴ初披露から強い反響があり、音源化が決定しました。アコースティックなシンプルな編成と、哀しみを帯びながらも心に差し込んでくる旋律が、世界の美しさと矛盾の狭間に揺れる感情を丁寧にすくい上げています。また「約束の海」は、じょぶずが2021年に原曲を披露して以来、未完成のまま息づいていた楽曲で、舛谷の歌声を得てようやく結実。待ち望まれたその完成は、喪失に向き合いながらも生命の輝きを静かに浮かび上がらせる重要曲となっています。
なお、DawnLuLuは1月14日(水)に東京・下北沢SPREADにて開催される〈紺野メイ presents 『ether』Vol.1〉に出演。2月10日(火)には、東京・下北沢BASEMENTBAR & THREEにて開催される〈Oaiko×BASEMENTBAR pre.「はじめのいっぽ」〉に出演します。詳細は、DawnLuLuのオフィシャル・サイトをご確認ください。
[作品『leonora』について コメント]『芽吹』という展示会のために作られた「irie」は、DawnLuLuとして初めて
英詞に挑戦した曲です。初めて聴いたときから離れないメロディに、可能性が芽吹くのを感じました。
「0822_asa.wav」は、海へ向かう車の中で浮かんだはなうたを録りました。
海辺で凍えながら何度も録音した記憶とともにあります。「約束の海」も含めて、今回のEPには自分だけの密かなテーマとして「深い
愛」を込めました。――舛谷美来今回「irie」という曲を作るにあたり、ハムレットを読みました。元々オフィ
ーリアという絵画をモチーフにしようという考えがあり、オフィーリアはハムレットから着想を得たということで、とりあえずはそこまで理解しないといけないからです。
また、僕の大事な考え方の一つに「名前をつける」という行為があります。有象無象様々なものがある世界で、「名前をつけた」瞬間から、「それ」は自分の世界に入ってきます。
irieは、名前を呼ぶように歌ってもらっています。人の名前を持った「それ」はリアリティを持ち、確実にこの世界に存在するものになりました。どうか、聴いてくれたあなたも、そっと「irie」と呼びかけてみてほしいです。その瞬間から、それは「irie」としてあなたの世界に入ってきてくれます。
約束の海は、調べたら2021年9月27日に原曲を作っていました。この曲を1曲にしようと当時かなり苦労しましたが、結局作れずそのまま寝かせて月日が経ち、今回リリースに至りました。大変な時間を経て十分に栄養を蓄えた良い曲になったと思っています。
どちらの曲も僕にとってとても意味のある曲ですので、短い曲ですが、腰をかけてゆっくり聴いてもらえると嬉しいです。――じょぶず