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忌野清志郎がフジロックに帰還 “忌野清志郎PEACE SONGS”出演に向けて高橋康浩の応援コメント到着

2026/07/23 13:53掲載
忌野清志郎がフジロックに帰還 “忌野清志郎PEACE SONGS”出演に向けて高橋康浩の応援コメント到着
 いよいよ7月24日(金)より始まる〈FUJI ROCK FESTIVAL’26〉の3日目7月26日(日)GYPSY AVALONに、“KING OF ROCK”こと忌野清志郎の遺志を継ぐ電気楽器を使わないロック・バンド“忌野清志郎PEACE SONGS”が登場。メンバーは、片平里菜Nagie Lane暴動クラブ。ゲストとして藤原さくらROYTHE BAWDIES)が出演します。

 2021年は、“忌野清志郎 Rock’n’Roll FOREVER”として、GREEN STAGEで甲本ヒロトらロックスターを迎え、4万人を熱狂させた忌野清志郎。今回は清志郎初となるGYPSY AVALONステージ“THE ATOMIC CAFE内”での出演となります。

 THE ATOMIC CAFEは脱原発やエネルギーシフト、環境や平和をテーマに、毎年〈FUJI ROCK FESTIVAL〉でトークとライヴ・イベントを開催。1984年から始まり、尾崎豊浜田省吾ルースターズブルーハーツが出演、2011年にフジロックで復活してからは坂本龍一高橋幸宏細野晴臣ORANGE RANGETOSHI-LOWBRAHMANOAUthe LOW-ATUS、Hoolish)、細見武士(ELLEGARDENthe HIATUSMONOEYES、the LOW-ATUS)、後藤正文ASIAN KUNG-FU GENERATION)、夏川りみ村本大輔ウーマンラッシュアワー)etc、ビッグアーティストたちが出演しています。

 今年は片平里菜、Nagie Lane、暴動クラブという我が道を行く3組のアーティストが、電気楽器を使わない一つのバンドを作り、“忌野清志郎PEACE SONGS”として清志郎の曲を歌います。東日本大震災から15年、戦争や紛争などの人道危機、核兵器の恐怖が続く世界。そんな時代の真っ只中、忌野清志郎が平和の歌を携えて、フジロックに帰ってきます。

 今回、ステージに先駆け、忌野清志郎の名物広告マンとして知られ、昨年著書『忌野清志郎さん』を発表した高橋康浩(高橋Rock Me Baby)による熱い応援コメントも公開されています。

[高橋康浩 応援コメント]
 清志郎の歌に『激しい雨』という歌がある。大地震が起こり、津波が街を飲み込み、放射能の雨が降り注ぐ、そして清志郎の在籍していたバンド RCサクセションの歌が世界中で流れる。震災の5年前に発表された歌だ。歌詞に出てくるRCサクセションは日本ではじめてロックンロールバンドで成功した開拓者で、1988年に発表したアルバム『COVERS』では反核反戦反原発を扱った内容が物議を醸しだし、所属レコード会社からの圧力で発売中止に!社会的大事件に発展した。翌年、清志郎は覆面バンド タイマーズで大手テレビ局をジャック!マスコミが連日報道し、ロック史上に残る大事件となった。

 忌野清志郎は全国的に有名なロックスターで、このようなトピックは自身のキャリアに大きなリスクを伴っていた。それでも清志郎は歌わずにいられなかった。政治も社会も日常とつながっている。時には社会派ロッカーと呼ばれ、大きなメディアからも敬遠されたこともあるが、そんな時も逃げることなく、清志郎はフェスのステージから歌い続けた。まだ歌われていない歌を。どんなことからも逃げることなく、向かっていった。

 『激しい雨』の英題は“Pouring Rain”。Hard Rainではなく、Pouring Rain。まるでバケツをひっくり返したような雨という意味で、手に負えないような大変な出来事を例える時に使うらしい。歌詞の中に“何度でも夢を見せてやる”という一節が出てくる。清志郎の長いソングライター人生の中で、“~やる”という言葉はこの歌にしか使われていない。魂(ソウル)は自分のためではなく、自分以外のためにある。貫かれた強い意志にソウルミュージックの本質を感じる。そこから“誰もが見守ってる 世界は愛し合うのか”という一節につながる。このセンテンスには勇気がみなぎっている。逃げることすらできない状況に置かれる事の辛さを知っているから、歌える勇気だ。

 アルバム『夢助』の3曲目としてリリースされ、2008年には武道館開館以来、史上最高動員数を記録した日本武道館やアフター・ショーとなったブルーノート東京の公演でも歌われた。2011年3月11日 東日本大震災。まるで見てきたかのようなこの歌に書かれていた世界が平和の前に立ちふさがった。清志郎が向こうの世界に旅立ってから約2年が経っていた。

 平和でいることはあたりまえじゃない。人はひとりひとり違うからこそ愛が必要であり、声と音で心を抱きしめる。忌野清志郎PEACE SONGSのメンバーである3組のアーティストはそれぞれ交流があるわけではないが、みんな獰猛なほどに音楽を愛している。片平里菜は新曲『愛するたびに』で、どうにもならない世界の地平線でポツンと立っていることを歌っている。戦うことの根底に排除はない。忘れられないことが扉を開け、受け入れることからはじまる。受け入れる勇気は清志郎に通じる。現実から逃げない。

 Nagie Laneはこれまでにも様々なスタイルでカバー作品を発表してきたが、『白い色は恋人の色』では新たなアプローチに挑戦し、その新たな音楽性が注目を集めている。彼らのコーラスはテクニックではない。一人のシンガーが3人集まり、歌う。気持ちだけではなく、相手を受け入れることにより成立するアンサンブルが、日本も世界の一部でいま戦地と化しているエリアが同じ地球にあることを体感させてくれる。

 2年連続でCDショップ大賞に入賞して、現在もロングセラーを続けている暴動クラブ。ロックンロールバンドは売れないとされてきた歴史をぶち壊したRCサクセションの如く、彼らは戦っている。でも大丈夫、清志郎が歌っていた。ロックンロールは負けない。どんな無理解にも負けない。

 片平里菜、Nagie Lane、暴動クラブ。いつどこで何があっても声と生楽器さえあれば、音楽で心の枠をとっぱらうことができるNothing to Loseなアーティストたち。いままでのトリビュートとは確実に違うが、実は最も清志郎らしい遊び心と挑む気持ちにあふれているように感じる。

 当日はゲストに藤原さくら、ROY(THE BAWDIES) 参加決定!

 同じカバーでも強烈なスピリットにより、アイディアも変わり、全く異なる歌になる。そこから見え隠れする真実、まだ歌われていない歌がある。俺たちの知らない地球がある。

 FUJI ROCK FESTIVAL’2026 最終日7月26日(日) GYPSY AVALON “THE ATOMIC CAFE” 15:35~ 忌野清志郎PEACE SONGSはデビューする。特別な夏、特別なフェスになるだろう。




〈FUJI ROCK FESTIVAL’26〉忌野清志郎 PEACE SONGS
2026年7月26日(日)15:35-16:20
新潟県湯沢町苗場スキー場
ステージ: アトミック・カフェ Gypsy Avalon
出演: 片平里菜、Nagie Lane、暴動クラブ
ゲスト出演: 藤原さくら、ROY(THE BAWDIES)

[Gypsy Avalon ステージ]
トークテーマ「戦争と平和」
津田大介氏、ジョー横溝氏を中心に、ミュージシャンの片平里菜さん、曽我部恵一さんを招いて、市民の目線でトークを展開していきます。ライブは、忌野清志郎 PEACE SONGSの他、曽我部恵一さんのソロライヴを開催。

fujirockfestival.com/news/detail/b86a1eec62c67fb

■2025年6月18日(水)発売
高橋康浩 著『忌野清志郎さん』
四六版 / 248頁 / 本体 1980円(税込)
ISBN 978-4-910511-65-8

ele-king books
ele-king.net/books/011796
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