サエクコマース株式会社（SAEC）が、同社ケーブルの最上級モデル「STRASPHERE（ストラトスフィア）」シリーズから新導体PC-Triple Cを採用したスピーカーケーブルセット「SP-10」を3月中旬より販売。

　STRASPHERE「SP-10」の導体は、「SL-5000」や「SL-850」で好評を博した同社ハイエンドケーブルの設計思想であるストラタム構造をさらにグレードアップさせたスーパーストラタム構造を採用。これは、径の異なる導体で中心部と外周部を構成する構造に加え、外周部の導体にも1本ずつ絶縁を施す構造へと進化させたもの。中低域を受け持つ中心導体には、伝送速度が速く広帯域で伝送ロスの少ないPFA（フッ素樹脂）絶縁を施した同心撚りのPC-Triple Cを採用。可聴帯域以上の高周波が流れる外周部には、リッツ線構成のPC-Triple C単線導体を11本配し、そのすべてにPFA絶縁を施しています。介在の素材には絹を採用し、広帯域でエネルギー損失の少ない伝送を実現。セットとなる端末のプラグには、サエクオリジナルの高品質Yラグプラグとバナナプラグが用意されています。

　同社は現在、スーパーストラタム構造のメリットを活かしたバイワイヤリング接続を可能とすべく、導体中心部を低域用端子に外周部を高域用に加工したバイワヤリング専用スピーカーケーブルも開発中とのこと。