デビューから約7年、英サウスロンドン出身のシンガー・ソングライター、サム・ヘンショウ(Samm Henshaw)が、1月28日(金)に1stアルバム『アンタイディー・ソウル』をリリースしています。
サム・ヘンショウは、抜群のメロディ・センスで一際存在感を放つソウル・R&Bシンガー。牧師の息子としてゴスペル音楽に囲まれて育ち、15歳のときに教会のためにワーシップ・ソングを書き始めました。
カーク・フランクリン、
ローリン・ヒル、
マーヴィン・ゲイなどに影響を受け、2015年に発表したEP『The Sound Experiment』で高い評価を受けてデビュー。NPR Slingshotの2021 Artists To Watchに選出され、〈Afropunk & Solidays Paris〉や〈Nos Alive Lisbon〉といった国際的な大型フェスのステージや、英ロンドンの有名なライヴハウスElectric Brixtonをソールド・アウトさせるなど、活躍の場を世界へと広げています。
1stアルバム『アンタイディー・ソウル』は、人間が抱く複雑な心情、成長、富や名声との向き合い方などさまざまな感情を全て詰め込んだ、聴く人全ての琴線に触れるであろう最高傑作。以前契約していたレーベルからの独立や恋人との別れなど、人生の中での大きな挫折を経て、その経験をもとに、よりリアリティのある感情を楽曲に昇華させた作品です。
リード曲となる「Take Time」にはアメリカのラッパー、トベ・ンウィーグウェが参加し、男女のかけ合いをせつなくも甘くメロウに歌い上げたキラー・チューンが完成。ほか、今までの歴史に皮肉をこめたような「Still No Album」に始まり、2021年、以前契約していたレーベルからの独立後にリリースしたシングル・シリーズ“Untidy Soul”の「Still Broke feat. Keyon Harrold」、「Grow」、「Chicken Wings」など全16曲を収録しています。
シングル・シリーズ“Untidy Soul”の第1章である「Still Broke feat. Keyon Harrold」は、人生の中で特に落ち込んでいた時期に自身の経験に基づいて制作され、“成功”とは実際には内面的なものであるということを歌ったもの。ストリーミング再生回数100万回超、関連動画の視聴回数は累計200万回を記録しています。
また、第2章の「Grow」は、どんな人間関係でも難しい部分は成長と強さのために必要であり、問題の兆候があってもあきらめてはいけないというメッセージが込められています。MVには人気急上昇中、英R&Bシンガー、Tiana Major9(ティアナ・メジャーナイン)も出演。サムは「“Grow”は、人間関係(どんな関係でも)の難しい部分は成長と強さのために必要であり、問題の兆候があってもあきらめてはいけないということを理解するための曲なんだ」とコメントしています。
そして、第3章「Chicken Wings」は、食べ物で“心が欲しがるもの”を表現したキャッチーなリリックを、軽快なヒップホップのビートに乗せ歌い上げたナンバー。トヨタのCMに起用されたシングル「Church ft. EARTHGANG」とも通ずるゴスペルをルーツとしたサムの圧倒的な歌唱力と、サビを彩るコーラス・ワークは健在です。
陽気なキャラクターと、ゴスペルをルーツに持ちながら、キャッチーさを兼ね備えた音楽性で確実に人気を集めているサム・ヘンショウ。日本での人気が急上昇するきっかけとなったトヨタ“カローラツーリング”のCMソングにも起用された楽曲「Church ft. EARTHGANG」で魅せたキャッチーでソウルフルなサウンドに、“カメレオン”のような感性と天性のハーモニーが存分に発揮された初のフル・アルバムに注目です。