英ロンドンを拠点に活動するコンポーザー / サックス奏者、アラバスター・デプルーム（Alabaster DePlume）が、多彩なミュージシャンとともに制作したニュー・アルバム『GOLD』を4月20日（水）に発表します。日本盤はボーナス・トラックを含む全20曲入りでMQA-CD仕様。収録曲の「Don't Forget You're Precious」と「The Sound Of My Feet On This Earth Is A Song To Your Spirit」がリリースされており、「Don't Forget You're Precious」はミュージック・ビデオを公開中です。

　エキゾチックかつ、魔法のようにノスタルジックで個性的なサウンドで注目されるデプルームは、2020年の夏の終わりにロンドンのトータル・リフレッシュメント・センターを2週間ブッキング。クリスティアン・クレイグ・ロビンソンをエンジニアに、毎日異なる多彩なミュージシャンを迎えてアルバムを制作しました。このレコーディングは「参加ミュージシャンに準備に十分な時間を与えないこと」と「録音を聴き直さないこと」という2つのルールにのっとって行なわれ、「学校とは違うんだ。僕らは大騒ぎして、楽しんだ。これがこのアルバムの物語でプロセスで……、僕の望む生き方だよ」とデプルームは述べています。

　参加ミュージシャンは、ギニア・コナクリ出身のシンガー / 打楽器奏者Falle Nioke、インド育ちで現在は英国を拠点に活動するドラマー / 打楽器奏者サラティ・コールワール、ザ・インビジブルやポーラ・ベアのメンバーとしても活躍するベーシストのトム・ハーバート、トム・ヨーク＆ジョニー・グリーンウッドとのThe Smileでドラムを叩くトム・スキナー、シンガー・ソングライターのロジ・プレイン他。

　このアルバムについて、日本盤の発売元であるringsのプロデューサー、原雅明は「アラバスター・デプルームは、サックスを吹くパフォーマーであり詩人だ。この美しいアルバムは、人々が集い、音を出すという創造性と自発性を称揚する。UKジャズの中心地で、デプルームを育てたコミュニティでもあるトータル・リフレッシュメント・センターで2週間に渡って毎日異なるミュージシャンを招いて録音された。その穏やかなヴァイブ、響きの良いメロディとトーンが聴き手を包み込む」と書いています。


Photo by Chris Almeida