ポスト・クラシカル、ジャズ、ポップなど、いずれのジャンルにも収まらない独自のリリシズムあふれる音世界を披露してきた英グラスゴーのコンポーザー / アレンジャー / マルチ・プレイヤー、
ビル・ウェルズ(Bill Wells)の日本限定企画「夢」シリーズの新作『Collected Dreams』が10月4日(金)にリリースされます。
2000年代初頭より自身の名を冠したトリオ / オクテット / ビッグ・バンド、複数のヴォーカリストをフィーチャーしたザ・ナショナル・ジャズ・トリオ・オブ・スコットランドなどのリーダー作や、
ヨ・ラ・テンゴ、
ティーンエイジ・ファンクラブ、
ザ・パステルズ、
ジャド・フェア、
ディアフーフ、エイダン・モファット(
アラブ・ストラップ)、
イザベル・キャンベル(元
ベル・アンド・セバスチャン)、
トゥ・ロココ・ロットらとの数多くのコラボレーションを行なってきたビル・ウェルズ。全曲ウェルズ作品を取り上げた『
ホープ・ユー・アー・ウェルズ』を発表した
テニスコーツをはじめ、
マヘル・シャラル・ハシュ・バズや
二階堂和美ら日本人音楽家達との共演、交流でも知られています。
そんなビル・ウェルズの日本限定リリース企画である「夢」シリーズは、各1分程の多彩な掌編12曲が組曲の様に構成され、2014年〜2019年にかけて「四季の夢」シリーズとして「夏」〜「秋」〜「冬」の順に発表。各タイトルがロング・セールスを記録しています。
前作『
Winter Dreams』(冬)からシリーズ5年ぶりとなる本作『Collected Dreams』は、タイトル通り「四季」の最終章「春」(Part 1&2)、その後に制作された「2022」、「2023」の全四章(各12曲)をコンパイルしたスペシャル・アルバム。演奏は全てマルチ・プレイヤーであるウェルズ自身が手掛け、前3作に参加した2人のシンガー、アヴィとオードリーが歌唱を担当。四章ともに驚くほどカラフルな楽曲達が流れるように巧みなシークエンスで構成された、全48曲48分となっています。
なお、アートワークはこれまでの「夢」シリーズ同様に
工藤冬里&礼子(マヘル・シャラル・ハシュ・バズ)作品で知られる
工藤波夫が担当しています。
photo by Audrey Bizouerne