これは衝撃！　日本でもその名が知れる大手レコード会社である「ソニー・ミュージックエンタテインメント」と「BMG」が、なんと、このたび統合することになったそうで、新たに「ソニーBMG」という新会社を設立することになった模様です。

　これは先日、ソニーと「BMG」の親会社であるドイツのベルテルスマンとが互いの音楽事業を統合することで基本合意に達したもので、その両社が50％ずつ出資した新会社が、「ソニーBMG」となる模様。元々、BMG側はワーナー・ミュージックと合併交渉をしていたそうですが、それが決裂してしまったため、その合併相手をソニー・ミュージックエンタテインメントにし、今まで交渉を続けていたとのことです。

　この両会社は共に“世界5大メジャー”と呼ばれるレコード会社の2つでしたが、今回の統合により、ソニー・ミュージックエンタテインメントは、現在の世界音楽市場第2位という状況から、約26%のシェアを占めた世界最大級の音楽企業へと躍進することになるそうです。日本では、現在までのところ、とくにこれに関した情報は掲載されていないものの、今後はこの流れを受けて、日本でも業界再編が進むと見られますので、その動向には注目を！　それにしても驚き！

　なお写真は、ソニー・ミュージックエンタテインメント所属のブルース・スプリングスティーン『明日なき暴走』です。