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デヴィッド・バーン、ダニエル・ペンバートンと共作したイーロン・マスク伝記映画『Musk』のED曲を発表

デイヴィッド・バーン   2026/10/09 16:06掲載
デヴィッド・バーン、ダニエル・ペンバートンと共作したイーロン・マスク伝記映画『Musk』のED曲を発表
 デヴィッド・バーン(David Byrne)が、作曲家のダニエル・ペンバートン(『シカゴ7裁判』)とともに、イーロン・マスクを題材としたアレックス・ギブニー監督(『無責任大統領と17人の告発』)のドキュメンタリー映画『MUSK』のために共作したオリジナル楽曲「Let Me Sell You a Dream」を10月9日(金)に配信リリースしました。

 映画『MUSK』は、10月9日にニューヨークおよびロサンゼルスで公開され、10月16日(金)より全米公開。デヴィッド・バーンは映画について「イーロン・マスクをあからさまに批判するのは簡単でしょうし、おそらくそれほど面白くもないでしょう。それよりも彼の思考の中に少し入り込み、彼自身がインタビューや発言で使ってきた言葉を用いながら、楽曲の登場人物自身に自分を語らせる方がいいと思ったんです」と語っています。

 デヴィッド・バーンはこれまでも同様の作詞手法を用いてきました。ファットボーイ・スリムとのブロードウェイ作品『Here Lies Love』では、フィリピン元大統領夫人イメルダ・マルコスを題材に、マルコス本人やその側近たちの実際の発言をもとに多くの歌詞を書いています。

 デヴィッド・バーンはツアー中のホテルの部屋で、「Let Me Sell You a Dream」を録音しました。ロンドンで調達した機材を使い、ノートパソコンに向かって歌を吹き込んだそうです。プロデュースは、『MUSK』のスコアを手掛けたダニエル・ペンバートンが担当。楽曲は映画のエンディングを飾っています。

 デヴィッド・バーンは楽曲制作の経緯について「この曲の歌詞とメロディーを書いた時点では、まだ映画を観ていませんでした。ですが、私はギブニーを信頼していましたし、彼のこれまでの作品も大好きでした。またペンバートンの仕事のファンでもあります。だから彼らから声をかけられた時、とても面白そうだと思ったんです」と振り返っています。

 一方、監督アレックス・ギブニーは、デヴィッド・バーンとの仕事について「私はデヴィッド・バーンの大ファンです。トーキング・ヘッズ を率いていた頃から、最新の『Who Is the Sky』ツアーに至るまで彼を追い続けてきました。映画のラストには、イーロンの混沌としたスピリットを表現するアップテンポな楽曲がどうしても欲しかったんです。そこでデヴィッドに連絡を取りました。当時彼はたまたまイギリスにいました。驚いたことに、そして嬉しいことに、彼は自転車でダニエルとの打ち合わせにやって来て、2人でまるで魔法のような音楽を生み出してくれたのです。デヴィッド・バーンは、この時代を代表するアーティストであり思想家のひとりです。時代を見つめ、論評し、物語を紡ぐ存在として、現代社会を映し出すタイムリーな楽曲を彼と共作できたことは本当に刺激的でした」とコメント。

 続けて「私たちは今、歴史の中でも混沌として複雑な時代を生きています。最も裕福で強大な人々が、現実離れした約束や夢、論点のすり替えを利用して、自らの富と支配力を強化している一方で、他者のための本当の意味でより良い未来の実現には向かっていません。そうしたテーマを音楽で表現する機会を得られたこと、そしてその過程でデヴィッドという芸術的アイコンと時間を共有できたことを嬉しく思います。私たちは一緒に散歩をし、建築について語り合い、コーヒーを飲み、音楽を書きました。デヴィッドは、アイデアとエネルギーに満ちた本当に刺激的な人です。この曲のメッセージと精神が人々の心に届き、共鳴してくれることを願っています。そして何より制作はとても楽しかったです」と語っています。

 本映画では、イーロン・マスク本人が本作へのインタビュー出演を断ったため、ギブニーはポッドキャストや過去のインタビュー、ドキュメンタリー未使用映像などに残されたイーロン・マスク自身の発言を素材として活用。デヴィッド・バーンの楽曲も同様のアプローチを採用しており、ギブニーはVariety誌に対し、その成果を「思わず足でリズムを取りたくなるような、皮肉に満ちた詩」と表現しています。

 「Let Me Sell You a Dream」は、第99回アカデミー賞の歌曲賞候補作品として出品対象とのこと。デヴィッド・バーンは『The Last Emperor』でアカデミー賞作曲賞を受賞し、その後『Everything Everywhere All at Once』の「This Is a Life」で歌曲賞にもノミネートされました。ペンバートンも、『シカゴ7裁判』の「Hear My Voice」で歌曲賞にノミネートされています。


写真 (L-R): Tristan Bejawn & Shervin Lainez

■2026年10月9日(金)配信リリース
David Byrne & Daniel Pemberton
「Let Me Sell You a Dream」

davidbyrne.mat-r.co/letmesellyouadream
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