2020年7月に亡くなった映画音楽界のレジェンド、
エンニオ・モリコーネ(Ennio Morricone)が、同年1月ローマでの最後の公開演奏直後に完成させたヴァイオリンと管弦楽のための「シネマ組曲」を初録音。2022年1月14日(金)に発売されます。ヴォーカル、ピアノ、パンフルート、チェロ、アコーディオンなど、モリコーネみずからがソリストに捧げたアルバム群の最後を飾るヴァイオリンのためのアレンジ集で、録音は2021年3月10〜13日、イタリア・ボルツァーノのテアトロ・コムナーレ 大ホールにて。
ヴァイオリンは、モリコーネの絶大な信頼を得て20年にわたりサントラやコンサート・ツアーでソロを担ってきたマルコ・セリーノ。指揮は存命中であれば本人が務めたと思われるところ、ここでは共作者としても知られる次男の
アンドレアが遺志を継いで素晴らしい演奏を聞かせます。
イル・ヴォーロの『
イル・ヴォーロ・シングス・モリコーネ』が話題になるなど、トリビュート盤はつきませんが、モリコーネみずからのアレンジである本作はその本命といえるでしょう。