フランク・ザッパ(Frank Zappa)率いる短命に終わったバンドが、1980年に行なった2公演を収録する3枚組CD『ZAPPA 80:マッド・クラブ/ミュンヘン』が3月3日(金)に発売されます。ザッパのテープ倉庫から発掘され、このアルバムに収録されるのは、1980年5月8日の米ニューヨークのライヴ・ハウス「マッド・クラブ」(240人収容)公演と、同年7月3日の独ミュンヘンのアリーナ「オリンピアハレ」(1万2千席)公演。収録曲から、マッド・クラブ公演の「アウトサイド・ナウ」が先行配信中です。
ザッパ(g)とアイク・ウィリス(vo)、
レイ・ホワイト(vo)、
アーサー・バロウ(b)、
トミー・マーズ(key)、デヴィッド・ローグマン(ds)からなるバンドは、ローグマンが
ヴィニー・カリウタの代わりに加入し、ほどなくしてカリウタの復帰にともないメンバーから外れたため短命に終わりました。アルバムには、『ユー・キャント・ドゥ・ザット・オン・ステージ・エニモア』のVol.4に収められたマッド・クラブ公演の「ラヴ・オブ・マイ・ライフ」とVol.1に収められたオリンピアハレ公演の「ユー・ディドゥント・トライ・トゥ・コール・ミー」以外今回が初出となる延べ3時間の音源を収録しています。
プロデュースは、フランク・ザッパの息子である
アーメットとザッパ家のテープ倉庫管理人であるジョー・トラヴァースが担当、いずれの公演の音源もバーニー・グランドマンがマスタリングが施しました。配信とLPでの発売もあるほか、ザッパのオフィシャル・ストア・サイトではこのリリースに合わせた限定グッズの予約を受け付けています。