東京・恵比寿The Garden Hallで開催される恒例のクリスマス・イベント〈L’ULTIMO Anno 26〉にて、12月21日(月)に
フジコ・ヘミング初のコンサート映画を上映することが決定しました。
2024年4月に惜しまれつつ天へと旅立った“奇蹟のピアニスト”フジコ・ヘミング。「最もチケットが入手困難なピアニスト」として国内外でソールドアウトを記録し続けた彼女の音楽は、今も色褪せることがありません。そして今年も、国内最大規模の国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」にて最優秀クラシックアルバム賞に2年連続で最終ノミネートされるなど、その人気は今なお衰えを知りません。彼女の急逝により数十本のツアーが幻となりましたが、「もう一度、あの音色に包まれたい」と当時のチケットを大切に持ち続けるファンや、ドキュメンタリー映画で彼女を知り「一度でいいから実際の演奏を聴いてみたかった」と願う新しいファンから、現在も数多くのメッセージが寄せられています。
本イベントではそんな切なる声に応え、彼女が愛した街・パリでの最後のコンサート(2023年3月19日)の映像を特別編集し、独占初公開。会場は、かつてリストやショパンも演奏したという1800年代創立の文化遺産であるコンセルヴァトワール劇場。壁画に描かれた天使たちが、彼女の音色に静かに耳を傾けているかのような、奇跡の空間を生み出しています。
「音色(ねいろ)という言葉のように、一音一音に色をのせるように弾くのよ」と語っていたフジコ。現代ではもはや生で聴くことができない、1920年代の古き良きロマンティシズムを生涯追求した唯一無二の音色を収録しています。美しい映像とともに、貴重なコンサート体験となるでしょう。
実は、フジコは2017年の聖夜にも〈L'ULTIMO BACIO Anno17〉に出演し、幻想的なステージで観客を魅了しました。パリでの最後の記録が、再び〈L’ULTIMO〉の舞台で甦るのは、まさに運命的な巡り合わせと言えるでしょう。
本映像は、生前のコンサート演出やドキュメンタリー映画『
恋するピアニスト フジコ・ヘミング』などを手掛けてきた小松莊一良監督による最新作。フジコの深い精神性と映像美が融合した、まさに集大成と呼ぶべき作品に仕上がっています。
上映はマチネとソワレの2回公演で、それぞれ上映前に特別なトークショーを行います。マチネでは
クリス智子をMCに迎え、フジコの衣装を手掛けたデザイナー・槇田晴香と小松監督が登壇します。ソワレでは同じスウェーデンをルーツに持つ
LiLiCoをゲストに迎え、小松監督と共に彼女の気高い精神性について語り合います。
なお、ホワイエには厳選されたワインやフードが並び、開演前からパリのムードに浸れる、一日限りの特別な時間が演出されます。
クリスマス・イルミネーションに包まれた東京・恵比寿 The Garden Hallで、永遠に響き渡るフジコ・ヘミングの至高のピアノの音色に、ぜひ耳を傾けてみてください。
※上映はマチネ、ソワレとも同一の作品となります。