来年デビュー60周年を迎える布施明がかつてキングレコードから発売したアルバム作品全25タイトル計298曲が、11月8日（金）に一挙配信されています。

　布施明は1965年にシングル「君に涙とほほえみを」でキングレコードからデビュー。抜群の歌唱力と甘いマスクが評判を呼び、その後「おもいで」「霧の摩周湖」「恋」などヒット曲を連発。1975年発売の「シクラメンのかほり」では『日本レコード大賞』『日本歌謡大賞』など数々の賞を総なめにするなど、人気・実力ともに日本を代表するヴォーカリストのひとりに昇りつめました。その後も「落葉が雪に」「君は薔薇より美しい」「カルチェラタンの雪」など今なお色褪せることのない名曲を発表。現在もトップアーティストとして第一線で活躍しています。

　今回配信されるアルバムは、布施明が1970年代にリリースしたものが中心となっており、その当時ならではのエネルギーと冒険心に満ちた作品ばかりです。敬愛するバート・バカラックの作品を集めた『布施明がバカラックに会った時』、全編布施自身の作詞作曲による『そろそろ』『GO MEN』、名だたるミュージシャンと共演した“Love Live Life＋One”名義の『LOVE WILL MAKE A BETTER YOU』など、シングル作品とはまた異なった、才気あふれるアーティスト・布施明の側面を窺い知ることができます。

　折しも、来年の5月7日にデビュー60周年を記念した日本武道館公演が実施されることが発表されたばかり。今後ますますの活躍が期待される布施明の原点ともいうべき作品の数々を、この機会に是非とも味わってほしいところです。