全音楽譜出版社が主催し、同時代を生きる作曲家の作品を披露してきたコンサート「四人組とその仲間たち」。1994年から続くこのコンサート・シリーズの第32回公演が、12月11日(金)東京・築地 浜離宮朝日ホールで開催されます。披露される作品の作曲者は、
池辺晋一郎、
新実徳英、
金子仁美、酒井健治とゲスト作曲家の
桑原ゆう。全曲世界初演の新作です。
池辺作品は、ふたつの同じ楽器のためのシリーズ「バイヴァランス」の20作目。クロマティック・ハーモニカの第一人者である
和谷泰扶と、和谷が信頼するハーモニカ奏者・稲川有徳が初演に臨みます。和洋の楽器を対峙させた新実作品では、長谷川将山(尺八)と西澤春代(cl)が共演。質感の異なる楽器がどのように溶け合い、対比するかが聴きどころです。金子作品は、2018年に開始した創作シリーズ「3Dモデルによる音楽」の最新作で、中木健二(vc)が多角的なアプローチで初演を担います。昨年から“四人組”に加わった酒井健治は、ピアノ・ソナタの2作目を発表。哲学的なタイトルを背負った新作を、大倉卓也(p)との協働で初演します。そして、今回のゲスト作曲家として登場する桑原ゆうは、ともに現代音楽のスペシャリストである
青木涼子(能声楽)と
亀井庸州(vn)のデュオで新たな世界観を切り拓きます。