伊藤尚毅が、新作EP『ごあいさつ』を10月28日(水)にリリース。
伊藤尚毅は1994年、栃木県出身の音楽家。2015年、宅録作品「盆」が
坂本龍一のナビゲートするJ-WAVE『RADIO SAKAMOTO』のデモテープオーディションにノミネートされたことをきっかけに、下北沢mona recordsを中心にライヴ活動を開始。日本のフォークミュージックに影響を受けた1stアルバム『Bon Voyage~盆旅行記~』を自主制作で発表。
その後、『POPEYE』の「あたらしい音楽」特集への掲載や、
鈴木慶一、
友部正人、
小西康陽らとの共演を重ね、2020年には岩出拓十郎プロデュースによる初の全国流通盤『
伊藤尚毅の世界』をリリース。同年『ミュージック・マガジン』では「日本音楽の新世代2020」の1組に選出されました。
2024年には小西康陽との7インチ・シングル「伊藤尚毅と小西康陽が細野晴臣を歌う」を発表。2025年には小西康陽監修の
細野晴臣トリビュート・アルバム『
はらいそ、の音楽』に参加するなど、独自の歌世界と弾き語りを軸に活動を続けています。
今作『ごあいさつ』は小西康陽が制作協力をおこなった作品で、印象的なジャケット・イラストは漫画家の川勝徳重による描きおろし肖像画となっています。
小西康陽からの推薦文も到着。
小西康陽が長年待ち望んだという伊藤尚毅の弾き語り作品。その第一歩となる4曲入りEP『ごあいさつ』は、10月28日にリリース。
推薦文では、すでにアルバムが完成していることも明かされており、今後の展開にも注目が集まりそうです。
[小西康陽推薦文]伊藤尚毅さんの、待望の弾き語りレコーディング。
とにかく、ここ数年、いちばん聴きたかった、いちばん欲しかったアルバム、ということになるのでしょうか。
彼のギター弾き語りの素晴らしさは知っている。
お互いに細野晴臣さんの曲をカヴァーしてAB面に仕立てた『伊藤尚毅と小西康陽が細野晴臣を歌う』というスプリット盤の7インチ。
そして『コーヒーハウス・モナレコーズの細野晴臣さんトリビュート・アルバム』の中で披露してくれた「四面道歌」のカヴァー・ヴァージョン。
あれを聴いたなら誰だって、この人にはストレイトなギター弾き語りのアルバムをつくってほしい、と考えるにちがいない。それも、当然ながら、アナログ盤のLPのかたちで。
ジャケットと歌詞カードをながめながら、ひとりの部屋でゆったりと聴きたい。けれども、伊藤さんはなかなか重い腰をあげてくれない。
そこで下北沢「モナレコード」の長谷さんに、伊藤さんのアルバムをつくりませんか、と声を掛けたところ、手を差し延べてくれ、この度のレコーディングに至った、というわけです。
けっきょく、じぶんは背中を押しただけかも。それも、じぶんが部屋でひっそりと彼のアルバムを聴きたい、聴いたあと、じぶんのレコード棚におさめたい、というワガママのために。
レコーディングにも立ち会っていないし、レパートリー選びも彼に任せた。ただ、ジャケット写真の撮影には立ち会ったけれど。
まず4曲入りのCDミニアルバムを出しましょう、というのはレーベル側からのリクエスト。それじゃあ、タイトルは『ごあいさつ』で。
半分シャレのつもりでそんなことを言ったら、いつの間にか、それがタイトルになってしまった。
ジャケットの肖像画は、伊藤尚毅という音楽家をぼくに教えてくれた川勝徳重さんによるもの。
これも伊藤さんが川勝くんに直接オファーしたらしい。川勝くん、ありがとうございました。
さて、待望のアルバムは、じつはもう完成している。アルバムのタイトルとか、ジャケット・デザインとか、きっとその辺りもたぶん彼の頭の中にはなにか在るのでしょう。
ただ、ただ、楽しみにしています。
2026年9月18日早朝 小西康陽(レコードマニア)