ジョン・レノンが
ビートルズ解散後に行なった唯一のフルレングス・コンサート、1972年8月30日の米・ニューヨーク マディソン・スクエア・ガーデン公演を収めるコンサート映画『パワー・トゥ・ザ・ピープル:ジョン&ヨーコ・ライヴ・イン・NYC』が大ヒット上映中です。この映画について、ビートルズの2代目担当ディレクターで、『ジョンの魂』『イマジン』『サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ』などジョンのソロ・アルバムも担当した水原健二が寄せたコメントが公開されています。
映画は、本作のメイン劇場、東京・有楽町 TOHOシネマズ シャンテでの上映が1週間延長され5月14日(木)まで。また、新たに、東京・新宿 109シネマズプレミアム新宿で5月15日(金)から1週間限定で公開されます。
さらに、4月29日(水・祝)に映画の上映とあわせて開催された
ピーター・バラカンと
藤本国彦によるトーク・イベントの映像が公開されています。ジョンのパフォーマンスの魅力、
オノ・ヨーコの先見性や、1972年の時代背景など、本作の見どころ、魅力などが話題に。藤本がビートルズ・ファンから借りたという、ライヴ当日配られた白いタンバリンや、コンサートの半券やリーフレットを披露する場面もあります。
[コメント]記念碑的な作品といっていい。現役だったあの時代がよみがえってきます。政治的にやや前のめりの時期だったとはいえ、ジョンはいつもクールで、かっこいい。一挙手一投足に、かれの野性や本能が伝わってくるよう。
ヨーコは、ミュージシャンと捉えるよりも、パフォーマンスとしての舞台の仕掛人、優れて詩的でコンセプチュアルな演出にエールを送りたい。息の合った二人、そしてエレファンツ・メモリーのパワー溢れる熱演、全力投球のステージがマルチスクリーンによみがえる。映像と音響が織りなす圧巻のロックン・ロール・ショー。「カム・トゥゲザー」、「ハウンド・ドッグ」に観客は総立ち、「イマジン」と「マザー」は不朽のメッセージとなった。――水原健二(元東芝音楽工業・ビートルズ、ジョン・レノン担当ディレクター)