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仲道郁代、39年ぶりの「クライスレリアーナ」などを披露するリサイタルを開催

仲道郁代   2021/07/29 16:00掲載
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仲道郁代、39年ぶりの「クライスレリアーナ」などを披露するリサイタルを開催
 デビュー40周年となる2027年に向け、10年間のシリーズ〈仲道郁代 The Road to 2027プロジェクト〉を実施中のピアニスト仲道郁代が、ピアノ・リサイタル「The Road to 2027 仲道郁代 ピアノ・リサイタル 幻想曲の模様 -心のかけらの万華鏡-」を10月23日(土)に東京文化会館 小ホールで開催します。

 5月30日に東京・サントリーホールで開催され、大きな反響を呼んだ“春のシリーズ”にあたる「幻想曲の系譜-心が求めてやまぬもの-」に続く今回の“秋のシリーズ”では、仲道が1982年の日本音楽コンクール以来、舞台で演奏するのはじつに39年ぶりというシューマンの「クライスレリアーナ」などを披露します。

 そのほかのプログラムは、ブラームスの「2つのラプソディ Op. 79より 第1番」、ショパンの「幻想曲 Op. 49」、スクリャービン「12のエチュード Op. 8より 第1番、第12番」、スクリャービン「幻想曲 Op. 28」。仲道は公演に向けてメッセージを公開しています。

[公演に寄せて]
幻想曲の模様 ― 心のかけらの万華鏡 

― この時私を貫いた感情を、誰がいい表せるだろう!心の奥深い痛みは和らぎ、
愛しい憧憬となって、すべての傷に天の香薬を優しく注いだ。私はすべてを忘れ、
ただ音に耳をひたすら傾けた。この世ならぬところからふり降(くだ)って私を包み、慰めを支えるこの音に ― 。
E.T.A.ホフマン『クライスレリアーナ』より(訳:前田昭雄)

憧れ、希求する心は、壊れたかけらのようにさまざまな様相を持っている。
それらが、幻想という即興的な想いの膨らみとなったとき、それぞれの作曲家へふり降り、心の傷を包み込んだ音とはどのようなものであったのか。
ただただ、音に耳を傾けてみたいと思う。

――仲道郁代

Photo by Kiyotaka Saito

ジャパン・アーツ
www.japanarts.co.jp/concert/p906
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