英国の老舗レーベル、MUTEへの移籍を発表して驚かせたニュー・オーダー（New Order）が、オリジナル・アルバム『ミュージック・コンプリート』（TRCP-200 2,300円 + 税）を9月23日（水）に日本先行発売します。このアルバムは、2005年に発売された『ウェイティング・フォー・ザ・サイレンズ・コール』以来となる10年ぶり通算9枚目。これまでの作品ではエレクトロ・サウンド、もしくはギター・サウンドどちらかに比重を置いていましたが、本作ではその両方のサウンドがバランスを保ち、今までの作品の中でもっとも幅広い音楽性を持った作品となっています。

　また『ゲット・レディー』（2001年）以来となるジリアン・ギルバートがバンドに復帰を果たし、バンド・メンバーはバーナード・サムナー、ジリアン・ギルバート、スティーヴン・モリス、トム・チャップマン、フィル・カニンガムの5人。ケミカル・ブラザーズのトム・ローランズが「Singularity」と「Unlearn This Hatred」の2曲をプロデュースしたほか、「Tutti Frutti」をバンドと共作。マドンナのプロデュースで注目されたスチュアート・プライスが「Superheated」にアディショナル・プロダクションとして参加しています。アートワークは、ファクトリー時代からニュー・オーダーの作品を手がけてきた英国を代表するグラフィック・デザイナー、ピーター・サヴィルが担当しました。