辻一郎のソロ・ユニット“
Dissecting Table”が、CDR『Flounder』を2023年1月9日(月)に13枚限定でリリース。発売に先駆け、12月12日(月)にデジタル配信を行います。
辻一郎は1966年生まれ。東京で86年から“Dissecting Table”という名義でノイズ・インダストリアル・ミュージックの制作を開始し、98年に故郷の広島に戻り音楽活動を展開。おもに自主レーベル「UPD organization」とヨーロッパとアメリカのレーベルよりレコードやCD作品を発表してきました。初期、中期の作品は、シンセサイザー、サンプラーをシーケンサーで制御することで作品を制作していましたが、2012年頃から、コンピュータでUSB接続デバイスから出力されるPWM信号を制御して音楽制作を行なうようになり、現在は、独自のシンセサイザーシステムを開発しながら作品を制作しています。
開発したシンセサイザーシステムは、主に、コンピュータ、USB接続デバイス、ラインセレクタ、フィルタ及び、ミキサーで構成されています。フィルタは、2つの複合型シンセサイザー、1つのバイカッド回路、1つのオールパスフィルタ及び、2つの状態変数フィルタを用いました。曲に応じて5つフィルタが使われました。第1の複合型シンセサイザーは、主に、ウィーンブリッジ発振器、バイカッド回路、乗算器及び、電圧制御回路で構成されています。第2の複合型シンセサイザーは、主に、ウィーンブリッジ発振器と乗算器で構成されています。複合型シンセサイザーとして機能するために、コンピュータシンセサイザーは、ラインセレクタを経由して、これらのフィルタと接続します。コンピュータとUSB接続デバイスは、USBインターフェースで接続することで、コンピュータシンセサイザーとして機能します。
2曲目と3曲目を除いた曲は、2つの状態変数フィルタを用いました。2つの異なる音色の発振音を用いてハードな演奏を行いました。5曲目で、第1の複合型シンセサイザーは、ウィーンブリッジ発振器の周波数を高い周波数から低い周波数へ徐々に変化させました。第2の複合型シンセサイザーは、ウィーンブリッジ発振器の周波数を低い周波数から高い周波数へ徐々に変化させました。2つの異なるポルタメントの組み合わせにより、音色が一層複雑になりました。5曲目以外の曲は、状態変数フィルタのバンドパスフィルタの中心周波数を手動で操作しました。これにより、様々な方法で音色が変化しました。各曲は、複雑な構成と実験的な音色で作られたハーシュノイズです。