実験音楽家
デヴィッド・ローゼンブームを父に持つトランペット奏者、
ダン・ローゼンブーム(Dan Rosenboom)がニュー・アルバム『Polarity』を4月下旬に発表します。収録される全8曲のうち、3曲がbandcampで公開されています。
1982年生まれで、ロサンゼルスを拠点にしているダンは、200を超える映画やテレビ番組の音楽制作に参加。25枚以上のオリジナル・アルバムを発表し、ブラック・アメリカン・ミュージック、メタル、エクスペリメンタル・ロック、パンク、プログレ、クラシック、バルカン的な民族音楽的要素など、多種多様な音楽を取り込んだ作品を生み出してきました。
このアルバムは、先鋭的な音楽を発信する場となっているETAでの1ヵ月におよぶレジデンシーを終えた直後に企画されたプロジェクト。ダン・ローゼンブーム(tp)、
ジョン・エスクリート(p,key)、ビリー・モーラー(b)、
ダミオン・リード(ds)からなる強力なラインナップのカルテットで初演奏の後、プロデューサーであるジャスティン・スタンリーが自身で持つプライベート・スタジオでの録音を提案。メンバー全員が快諾し、さらにメンバーとしてダンの友人であるギャビン・テンプルトン(sax)が加わって、レコーディングに挑みました。
アルバムは即興演奏をメインにしたものを予定していましたが、ドラマーのダミオンがダンの楽曲をバンドで演奏することを提案。ダンは曲を書き下ろし、1日で録音されました。19分におよぶ演奏ながら、隙を感じさせない濃密なオープニングを筆頭に、ローゼンブームが20年にわたって追求してきたバルカンのリズムを融合したエネルギッシュな楽曲や、録音時にはじめて演奏した楽曲などが収録されています。
Photo by Justin Stanley