アイスランドのポストロック・バンド、シガー・ロス（Sigur Rós）が、7分におよぶ新曲「Blóðberg」をリリースしました。シガー・ロスは6月16日（金）の英ロンドン ロイヤル・フェスティバル・ホール公演を皮切りに、8月下旬まで続くヨーロッパ / 北米ツアーを予定しています。

　新曲にはフロントマンのヨンシー、ベーシストのゲオルグ・ホルムと、2012年にバンドを離れ2022年に復帰したマルチ・インストゥルメンタリストのキャータン・スヴヴィーンソンがレコーディングに参加。ロバート・エイムス指揮ロンドン・コンテンポラリー・オーケストラをフィーチャーしており、ミックスと共同プロデュースにはポール・コーリーを迎えました。ロバート・エイムス指揮ロンドン・コンテンポラリー・オーケストラは今月16日から始まるツアーのヨーロッパ公演に参加。北米公演にはロバート・エイムス指揮ワードレス・ミュージック・オーケストラが帯同します。

　音源とあわせて公開されたミュージック・ビデオは、マドンナやビヨンセのミュージック・ビデオも手がけるヨハン・レンクが監督。手がけたミュージック・ビデオについてレンクは「私は、未来に関して限りなく虚無的だと感じている。私たちは自分たちの愚かさに対して無力なのだ。そのいくつかの側面が、〈Blóðberg〉のテーマに対する私の印象と融合するようになった。音楽は、私自身の惨めな考えに楽譜をつけ、音楽ならではの美しさを与えている」と語っています。


Photo by Tim Dunk