2021年のデビュー・アルバム『Agor』が各メディアから絶賛されたエレクトロニック・ミュージック界の奇才プロデューサー、コアレス（Koreless）がスコアを担当した英国発ワンショット・ゴシップ・ミステリー映画『メドゥーサ デラックス』が、10月14日（土）よりシアター・イメージフォーラムほか全国順次公開されます。

　『ミッドサマー』（2019）や『LAMB/ラム』（2021）、『エブリシング・エ ブリウェア・オール・アット・ワンス』（2022）などの話題作を次々と手掛け、映画ファンから絶大な支持を得る気鋭の製作・配給会社「A24」が北米配給権を獲得、驚異の英国発ワンショット・ミステリーとして世界中の映画祭でも話題を呼んだ本作。舞台は年に一度のヘアコンテスト。開催直前、優勝候補と目されていたスター美容師・モスカが、奇妙にも頭皮を切り取られた姿で発見されることから物語は展開します。会場に集まっていたのは、今年こそ優勝すると誓ってコンテストの準備を進めていたライバルの美容師3人と、それぞれが担当するモデルたち4人。さらにコンテストの主催者やモスカの恋人、警備員を巻き込みながら、事件や人間関係に関する噂をひそひそと囁きはじめます。11 人の容疑者による噂と疑念があらわにする真実とは――？コンテストの裏側で何が起きたのか、なぜカリスマ美容師は死ななければならなかったのか、観客は事件を捜査する探偵さながらに一同の噂話に耳を傾けることになります。

　公開中の本予告映像では、まるで観客も事件現場にいるかのようなスリルと臨場感、そして圧倒的にスタイリッシュな映像が展開。A24 が認めた新たな才能の指揮のもと、ワンショットで撮影された迫力ある映画体験を期待させる仕上がりです。

　世界で絶賛されたワンショット撮影を務めたのは、ヨルゴス・ランティモス監督『女王陛下のお気に入り』(2018) でアカデミー賞候補となった撮影監督ロビー・ライアン。劇中のヘアスタイルを手掛けたのは、レディ・ガガのヘアメイクなどをはじめ、“最も独創的なヘアスタイリスト” と称されるユージン・スレイマン。監督・脚本は、新鋭トーマス・ハーディマンが務めます。若きエレクトロニックス音楽界の天才、コアレスによる実験的でミニマルな音楽が、色彩美と驚異のワンショットで事件の真相を追う物語を、どのように効果的に盛り立てるのか、期待が高まります。


Photo by Eloise Parry


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