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米津玄師、日本のアーティストとして初めてアメリカの今年を代表するアーティストに選出

米津玄師 2023/12/13 12:32掲載

米津玄師、日本のアーティストとして初めてアメリカの今年を代表するアーティストに選出

　2023年12月11日、全米レコード協会（RIAA）が、今年活躍したアーティストを総括する“RIAA Class of 2023”を発表。映えある57組のアーティストの中に、史上初、唯一の日本人アーティストとして米津玄師が選出されました。

　1958年以来、全米レコード協会（RIAA）は、アメリカにおいて世代を超えたファンを魅了し、セールスを大きく伸ばし偉大な功績を残したアーティストを年末に讃えてきました。2023年の総括“RIAA Class of 2023”では、今年初めて全米レコード協会よりゴールドおよびプラチナ認定を受け、グローバル規模でポップカルチャーに大きな影響を与えたアーティストを紹介。

　米津玄師の「KICK BACK」が、“史上初の全編日本語トラック”としてゴールド認定となったことを、2023年のハイライトとして大きくピックアップされ伝えられました。

　過去には、2017年にハリー・スタイルズ、2018年にBTS、2021年にオリヴィア・ロドリゴ、2022年にTWICEが選出されており、2023年の“RIAA Class of 2023”では、韓国より4組、BTSのジョングク（ソロ）、ジミン（ソロ）、Stray Kids、TOMORROW X TOGETHERが選出、イギリスよりTikTokで大ブレイクしたシンガー・ソングライターのPink Pantheress（ピンクパンサレス）が選出され、今年大注目の世界的アーティストに米津玄師が選ばれる快挙となりました。

　米津玄師「KICK BACK」は、TVアニメ『チェンソーマン』のオープニング・テーマとして書き下ろし、作詞・作曲・歌唱を米津玄師、編曲を米津と常田大希（King Gnu / millennium parade）が共同で行い、モーニング娘。「そうだ！We’re ALIVE」をサンプリングした楽曲。2022年10月12日に配信リリースされ、Spotifyの世界で最も再生されている楽曲デイリーランキング「トップ50 – グローバル」に47位でランクイン。同チャートに国内アーティストがチャートインするのは史上初となり、配信開始よりわずか1ヵ月という速さでグローバルでのストリーミングが1億再生を突破。デジタルでの週間ランキングは首位5冠を獲得し、フィジカルシングルは発売初週で30万枚超えのセールスを記録。そこから1年をかけて楽曲の人気はとどまることなく、2023年8月には、“日本語詞”の楽曲として“史上初”のRIAAゴールド認定を受けるという、日本の音楽史を塗り替える快挙を成し遂げました。

　これを受けて、米津玄師には“RIAA class of 2023”プラークが授与され、米津本人もコメントを寄せました。

　なお、アメリカでは、米津玄師「地球儀」（英題: Spinning Globe）が主題歌となる、スタジオジブリ宮﨑駿監督『君たちはどう生きるか』（英題: The Boy and The Heron）が12月8日に公開されたばかり。全米の週末興行収入ランキング1位獲得、日本映画オリジナル作品としては初の快挙となっており、12月10日にはロサンゼルス映画批評家協会賞のBest Animationとボストン映画批評家協会賞Best Animated Filmを受賞するなど、賞レースにおいても大きな注目を集めています。今まさに、日本のアニメーションと共に、米津玄師の楽曲が世界規模で大きく広がりを見せるなか、更なる快進撃に是非注目してください。

［米津玄師コメント（インタビュー抜粋）］
嬉しかったですね。ひとえに「チェンソーマン」のおかげだと思います。そんなに実感はないんですけど、とにかく嬉しかったです。アメリカのポップミュージックは子供の頃からよく聴いていたので、そこで受け入れられたというのは、本当に喜ばしいことだと思います。日本語がわからない人たちがこの曲を聴いて「何かいいな」と思ってもらえたのであれば、作った甲斐があったと思います。

I was happy. I owe this absolutely to Chainsaw Man. Not that it feels real yet, but I was just happy to receive this news. I have listened to American pop music a lot since I was a child, and being embraced over here is really a pleasure for me. If people who don’t understand Japanese can listen to this song and feel something good about it, I think my work has paid off.

［RIAA会長兼CEO ミッチ・グレイジャー氏コメント］
音楽は文化を動かし、かつてないほど人々を繋げる力を持っています。RIAAは、2023年にファンを魅了した素晴らしい歌声と革新的な取り組みが与えた影響力を評価できることをとても誇りに思います。これらのアルバムとシングルがRIAAゴールド＆プラチナ認定を受けたのは、最高のものを反映しているからです。

Music moves culture and has the power to connect like never before. The RIAA is so proud to acknowledge the impact of incredible voices and innovative engagement that captivated fans in 2023. These albums and singles earned coveted RIAA Gold & Platinum certifications because they reflect the very best!” says RIAA Chairman & CEO Mitch Glazier.

［RIAA COO ミシェル・バランタイン氏コメント］
私たちが1年で最も好きな時期がやってまいりました。それはアーティスト、レコード会社、クリエイティブ・パートナー、そしてファンの間の素晴らしいつながりを象徴しています。私たちは、常にユニークな才能のあるアーティストたちの躍進に驚かされ、RIAA Class of 2023として表彰できることを光栄に思います。彼らの次の大きなマイルストーンを祝うのが待ちきれません！

This is truly one of our favorite times of the year – the chance to commemorate extraordinary firsts! This kind of certification represents the incredible connection between artists, record labels, creative partners and fans. We are continually amazed by the unique talents who break through and are honored to recognize the RIAA Class Of 2023 … we can’t wait to celebrate their next big milestones!” says RIAA COO Michele Ballantyne. 