1978年の「HERO（ヒーローになる時、それは今）」で180万枚のヒットを記録して以降、日本のロック・バンドとして一躍時代の先頭に立ち、「安奈」「ビューティフル・エネルギー」「漂泊者（アウトロー）」などの名曲を世に送り出すほか、ロック・バンドとしては初のNHKホール公演をはじめ、花園ラグビー場、新宿副都心（現・都庁）など前例のない会場での公演を成功させ、ライヴバンドとしても先駆的なステージを展開してきた甲斐バンドが、実に16年ぶりとなるオリジナル・フルアルバム『ノワール・ミッドナイト』を6月11日（水）にリリースします。

　2024年には結成50周年を迎え、CD＋アナログ盤の記念アイテムのリリースと全国10都市でのライヴハウス・ツアーを敢行した甲斐バンドですが、同年12月29日のツアー・ファイナルのMCで発表したアルバムが、本作『ノワール・ミッドナイト』となります。

　結成50周年イヤーの第2章を告げる『ノワール・ミッドナイト』は、2014年発表のデビュー40周年記念企画アルバム『Blood in the Street』以来約11年ぶりの新曲を収め、2009年発表の『目線を上げろ』以来約16年ぶりとなる通算15作目のオリジナル・フル・アルバムで、セルフカヴァーの新録や未発表曲を含む全10曲を収録予定。未発表曲にはリード・ギターの故・大森信和のラストセッションからのメモリアルテイク「RING」も収録されています。

　初回限定生産盤には、甲斐バンド初開催となったクリスマスディナーショーからの未公開ライヴ映像や、ミュージック・ビデオの完全版、メイキング映像など貴重な映像コンテンツを収めたDVDが付属します。

　また、本作のジャケット写真とアーティスト写真が初解禁。ジャケット写真は『ノワール・ミッドナイト』のタイトル通り、漆黒の真夜中に響き渡る甲斐バンドの最新サウンドを予兆させ、アーティスト写真はデビュー50周年を迎えて疾走するメンバー3人の風格すら感じさせます。

　そして、本作を携えて、6月からは全国8都市を巡るホール・ツアー〈KAI BAND 50th ANNIVERSARY TOUR 「Thank You, Everybody！2025」〉の開催も決定。時代を超えて走り続ける、甲斐バンドの“今”が詰まった一作に注目です。