2010年代のLampの名盤2作品『東京ユウトピア通信』『ゆめ』が、アナログ盤で10月15日（水）に再発されることが決定しました。

　2020年代に入り、TikTokでのバイラルヒット後、現在、Spotify月間リスナー 210万人超を記録。アジア圏（中国、台湾、香港、韓国、インドネシアほか）での根強い人気に加え、昨年はMitskiのサポートアクトに抜擢され、北米ツアーに帯同したほか、同時期に北米17ヵ所を巡るワンマン・ツアー〈"FUTURE BEHIND ME" North America 2024〉は完売させたLamp。今夏のLINE CUBE SHIBUYAでのワンマンも即完し、現在進行形で世界的評価を高めています。

　そんな中、名盤と誉れ高い6作目『東京ユウトピア通信』（2010年）と7作目『ゆめ』（2014）のアナログ盤での再発が発表。『東京ユウトピア通信』は、どこかの街のある場所ですれ違う男女の心象風景が描かれ、冬という季節の冷たさと暖かさ、誰もが一度は通り過ぎたことがある懐かしい感覚をふと思いださせてくれる一作。ジャケットには、70年代、若手表現者たちに多大な影響を与え、漫画界の異才を多く輩出した漫画雑誌「ガロ」で活躍し、代表作「オートバイ少女」などで知られる鈴木翁二の絵を多数起用。独特の幻想的な絵とLampの音楽が共鳴し合い、ファンタジックな世界を作り上げています。

　また、『ゆめ』は、複雑さと美しさが高いレベルで調和した「さち子」「シンフォニー」「A都市の秋」など、ポピュラー・ミュージックを芸術の域に昇華させたといっても過言ではない楽曲たちを収録。音楽に対する誠実さ、創作意欲、そして、イマジネーションが見事に結実した本アルバムには、“Lamp流ロック”とも言える確かな視線と揺るぎない価値観が貫かれています。ジャケットには、ロッテ「小梅ちゃん」のイラストレーションや漫画「赤色エレジー」などで知られる70年代の若者文化を代表する画家・イラストレーター・林静一の絵を起用。繊細で叙情的なLampの世界に彩りを添えています。