ヒップホップ界の最も優れたストーリーテラーであり、史上最もサンプリングされたレジェンドラッパー、
スリック・リック (Slick Rick)が、26年ぶりとなるニュー・アルバム『Victory』を6月13日(金)にリリース。リード曲「Documents」にはアメリカの重鎮ラッパーである
NAS が参加しています。
本アルバムは、多方面で創造性を発揮する
イドリス・エルバ (Idris Elba)との共同監修により制作。エルバのレコードレーベル「7Wallace」とNASらを擁する「Mass Appeal」との共同により、映像を伴ったヴィジュアル・アルバムとなっています。
この26年ぶりのアルバムは、“ザ・ルーラー”ことスリック・リックの勝利に満ちた新章の幕開け。ストーリーテリング、レガシー、イマジネーション力の境界線をいっそう押し広げ、音と映像で圧倒します。ザ・ポエット(=スリック・リック)とザ・ヴィジョナリー(=イドリス・エルバ)がエグゼクティブプロデュースを担い、NAS、Giggsとの強力なコラボレーション、エステルの特別参加曲などが収録されています。
スリック・リックは、アルバムについて「アルバム『Victory』が体現するのは、忍耐、ストーリーテリング、イマジネーション、そして進化に他ならない。アートとハートの視覚的融合であり、私がこれまでに歩んできた道と、これから向かう道を反映したソニックジャーニーなのだ。『Victory』は単なる音楽ではなく、大胆不敵なステートメントであり、英国の最高の芸術だ!」と力強くコメント。
また、イドリス・エルバは「スリック・リックとの仕事をやった…故郷の英国に戻り、ヒップホップ界に素晴らしい貢献ができた。とても幸せなこと。文字通りの贈り物だ!」と語り、NASは「スリック・リックとは長く一緒に仕事をしてきた仲。彼とスタジオに戻り、この新曲を作ることができて最高だった。彼はヒップホップカルチャーに多大な影響を与えてきた人物であり、彼がこのプロジェクトを次世代ファンと共有するのを楽しみにしている」と語っています。
プロジェクトで核をなすヴィジュアルは、
ビヨンセ の『Black Is King』の製作にも関わったMeji Alabi監督による30分の没入型映画。この美的ヴィジョンのためにスリック・リックはレジェンド写真家であるJonathan Mannionと、ブランドストーリーテラーであるエクエイター・スタジオ(Equator Studios)とコラボ。音楽はヤング・グル(Young Guru)によりミックスされ、アルバムのアートワークと展開は、英国の代理店PAQとリック自身のTeam Eye Patchが協力しました。
4年の歳月をかけて制作されたニュー・アルバム『Victory』は、リックの生まれ故郷であるロンドンとフランスでソングライティングされレコーディング。目を見張る映像は、アメリカ、イギリス、アフリカの3大陸で撮影されています。その結果、大陸を超えたリックのルーツにオマージュを捧げ、リリックの深み、シネマティックな魅力、そしてジャンルを超えた芸術性が満載された仕上がりとなっています。
VIDEO
photo by Jonathan Mannion