サザンオールスターズが、6月25日（水）に47回目のデビュー記念日を迎えました。10年ぶり16作目の最新オリジナル・アルバム『THANK YOU SO MUCH』を携えた全国アリーナ＆ドーム・ツアーの大千秋楽・東京ドーム公演から早くも1ヵ月が経とうとしていますが、まだまだサザン熱は冷めやりません。この度、デビュー記念日を祝して、サザンオールスターズ公式SNSおよび6月25日の読売新聞全国版朝刊にはサザンからの“感謝”を伝える見開き広告が掲載。さらに、最新ツアーより「悲しみはブギの彼方に」神奈川・横浜アリーナ公演のライヴ映像がサザンオールスターズ公式YouTubeチャンネルで期間限定公開されました。

　2025年3月19日、サザンオールスターズのニュー・オリジナル・アルバム『THANK YOU SO MUCH』が世に放たれました。制作開始から約21ヵ月、シングルとしての新曲の先行配信やメディア出演、旧譜オリジナル・アルバムのリマスター企画で期待を高め、アルバムリリース後は瞬く間に各種音楽チャートを席巻。リリースから3ヵ月以上を経てもチャート上で大きな存在感を示し続けています。アルバムの発売に先駆けて1月から走り出した全国アリーナ＆ドーム・ツアー〈サザンオールスターズ LIVE TOUR 2025「THANK YOU SO MUCH!!」〉は、5大ドームを含む全国13ヵ所26公演を巡り、5月29日に東京ドームで大団円を迎えました。千秋楽公演のライヴ・ビューイングを含めると総動員数はなんと75万人以上。音と言葉と笑顔で“ありがとう”を届けきった同ツアーの千秋楽からおよそ1ヵ月が経とうとする中、サザンから改めて感謝の気持ちが届けられました。

　サザンオールスターズが「勝手にシンドバッド」で鮮烈なデビューを飾った1978年6月25日から47回目のデビュー記念日を迎える2025年6月25日、サザンオールスターズ公式SNSおよび読売新聞全国版朝刊に見開きの感謝広告が掲載されました。紙面いっぱいに広がるのは、東京ドーム公演に集まった5万人の観客へ向けてメンバー5人が手を繋ぎ高く掲げた“ライナップ”の後ろ姿。中央下部には力強く「Thank You So Much!!」と桑田佳祐が当日ファンに向けて呼びかけた「サザンオールスターズをこれからもよろしくお願いします！」という言葉。桑田が着用する鮮やかな黄色の“感謝”Tシャツと会場を埋め尽くす観客が印象的な写真となっています。47年間支え続けてくれたすべてのファンへの大きな愛と深い感謝を告げる1枚であると同時に「これからも（・・・・・）よろしくお願いします！」という未来への希望を託したメッセージをぜひチェックしていただきたいところです。

　さらに、サザンオールスターズ公式YouTubeチャンネルでは、最新ツアーより、4月に横浜アリーナで実施された横浜公演の「悲しみはブギの彼方に」のライヴ映像が期間限定公開されました。この楽曲は、デビュー前に制作されながら未発表のまま眠っていた“幻”の1曲。アルバム制作にあたり、原由子がデモテープを発掘したことを機に、デビュー当初から制作拠点としているビクターの401スタジオにメンバーが集まり、“せーの”で録音され、およそ半世紀の時を経て最新アルバムに収録されました。この度公開されたライヴ映像は、サザンとして“年越しライヴ”をはじめ何度もライヴを行ってきた聖地・横浜アリーナ公演のもの。セットリストの後半に披露された本楽曲は、シンプルだけれども力強いアレンジで音を重ねる現在の5人の姿が、若かりし日のサザンと時空を超えて重なる、ツアーのハイライトのひとつとなっています。バンドとして音を奏でる純粋な楽しさと、清濁を併せ呑みながら47年もの長きにわたり活動を続けてきたことの矜持が滲む、円熟したパフォーマンスは必見です。

　感謝のメッセージと特別映像でファンへの想いを伝えたサザンオールスターズ。アルバムとツアーを経て“過去と未来をつなぐ曲”が新たな命を得たように、デビュー48年目を迎えても、バンドはこれからも時代を横断しながら更新を続けるに違いないでしょう。寂しさを感じる暇もなく、灼熱の太陽が肌を焼く、サザンの音楽がぴったりの夏がもうすぐそこまで来ています。彼らの音楽を聴きながら、次なる知らせをお楽しみに。