上質な大人のポップ・チューンを発信する“
7g classic’s(ななぐらむくらしっくす)”が6月4日にリリースした最新アルバム『
タイムマシン』の配信版が、6月28日(土)よりリリースされています。
7g classic’sは、ヴォーカル&ギター、コンポーザーのナナマリと、元
RCサクセションのキーボード奏者で、
PUFFYのサポートなどでも活躍したピアニスト&コンポーザーのgee2woが2022年に結成。本作『タイムマシン』は、1stアルバム『
くろすけ』(2022)、2ndアルバム『
みそしる』(2023)に続き、3枚目のアルバム発表となります。
腕時計をつけた黒猫が宇宙を漂うジャケット・デザインが印象的な本作のサウンドは、ポップで心地よくどこか懐かしさを感じる部分と、革新的な彼らの実験的要素が随所に入り交じり、まさに過去と未来を行ったり来たりする“タイムマシン”のタイトルを体現したかのような作品。
アイリッシュの香り漂う「Unknown Forest」の軽快なギターカッティングから始まり、未来を変えることで過去も変わると歌うタイトル・チューン「タイムマシン」は、ファンキーなリズムトラックに華やかなホーンセクションが加わる楽しい一曲。悲しみや怒りをもっと素直に「素顔を見せて」では、往年のピアノバラードをじっくり聴かせてくれます。ギター・サウンドとピアノ・サウンドがバランスよく配分され、ロック、レゲエ、ブラジル、ジャズ……と60分越えの全13曲は、統一感を保ちながらもカラフルな表情を見せる仕上がり。さらにはサウンドエンジニアでもある2人の音へのこだわりも聴きどころとなっています。
今回リリースされる配信版には、「Unknown Forest」「タイムマシン」「素顔を見せて」に加え、CD版より「Map」「Moon」も加えた5曲入りとなります。
なお、7g classic's はツアー〈7g classic's Tour 2025〉を開催中。配信日の6月28日(土)は東京・カフェシングス、7月4日(金)は長野・Booze Shelter、7月6日(日)は山梨・月下草舎、7月13日(日)は名古屋・open house、7月14日(月)は金沢・もっきりやと続きます。詳細は7g classic'sのオフィシャル・サイトをご確認ください。
[コメント]いろんなジャンルの良いとこ取りといったコンビニ弁当のような楽曲作品は世の中に腐るほどあります。我々の楽曲制作は多種多様なジャンルに存在する独自の論理に基づいた制作方法です。
あふれる情報やAiなどにより人間に備わっていた第六感はほぼ消滅し、五感も退化を始めています。特に聴覚にそれを感じます。インターネット上の情報なんて殆ど嘘ばかり、どんどん思考停止が進行しています。これは現代人への警告です。情報に惑わされず純粋に音楽を聴けているか、はなはだ疑問を感じます。
当たり前の事ですが演奏時間が1時間の楽曲を聴くのに最低でも1時間、何度も聴くのならそれ以上の時間が必要です。そういう大切な時間は自分自身で作り出すものです。それはお金で買えない貴重な財産です。時短なんて貧しい考え方です。我々の作り出す音楽は、決して通勤通学時や、スポーツ、ダンスなどのB.G.M.ではありません。できれば1人で心を落ちつかせてお聴きください。
ってこと〜!――7g classic’s