J-POPの起点になったレーベルの1つであり、世界的なシティ・ポップ人気やアナログ盤復活で再注目されている日本クラウン内の音楽レーベル「PANAM」が、昭和100年の今年、55周年を迎え、同レーベルからリリースされた珠玉の名曲たちを様々なアーティストのリメイクカバーで次世代に歌い継いでいく企画「PANAM 55/100 SUPER SONG COVERS」をスタートすることを発表。
その第1弾として、
藤井フミヤ の歌唱で
かぐや姫 「僕の胸でおやすみ」をリリース。今作には、オリジナルアーティストでもある
南こうせつ がゲストヴォーカルとして参加します。
「僕の胸でおやすみ」は、
山田パンダ (名義は山田つぐと)による作詞・作曲で、「
神田川 」より2ヵ月早くリリースしており、かぐや姫として初めてオリコンチャートにランクインした曲。
南こうせつは、「かぐや姫は日本のフォークソングの走りの頃だったのですが、次の世代でチェッカーズとか新しいジャンルがドンドン生まれてくるんですけど、普通は先輩は嫌われるんですよね。後輩たちはあれを追い越してやろうとかあれが迷惑だとか言って出てくるもんなんです。だからフミヤが歌ってくれるというのはめちゃくちゃ嬉しかった」と語っています。
藤井フミヤは、「中学生の頃はよくかぐや姫は聴いていたし、実は生まれて初めてギターで弾けるようになった曲はかぐや姫の〈妹〉で、Fのコードが弾けるようになったのは〈妹〉からなんです」と語りました。
また、まだレコードを買えない小学生の頃、ラジオからカセットテープに録音していたのはフォークソングだったといい「思い出深いのは〈22才の別れ〉を聞いてなんて大人っぽい世界なんだろう、どんなに大人なんだろう22歳って、って思ったけど、自分が22歳になったときに、まだまだ子供だったんだな、って思った」と笑いました。
この55周年企画は、これを皮切りに10月は同レーベルから一昨年にメジャー・デビューしたネオ・シティ・ポップ・バンド、
GOOD BYE APRIL と、「
モンロー・ウォーク 」「
スローなブギにしてくれ 」などで知られる
南佳孝 が参加して、
鈴木茂 の「LADY PINK PANTHER」をリリースします。
11月には、
たま 「さよなら人類」を2025年の〈フジロックフェスティバル2025〉に出演し、今注目の2人組バンド・
鈴木実貴子ズ と
BLACK BOTTOM BRASS BAND が。そして12月には
イルカ が大ヒット曲に育てた「
なごり雪 」を多才なシンガー・ソングライター“seta”の歌唱でリリースを予定しています。
同企画の総合プロデューサーは
佐橋佳幸 が務め、サウンドプロデューサーは、佐橋とDr.kyOnによるユニット・
Darjeeling (ダージリン)が務めています。
PANAMレーベルによると、年を跨いで2026年1月以降も毎月リリースの計画が進行しており、長期間に渡る企画から目が離せません。
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