福岡出身の宅録シンガー・ソングライター、中島涼之介(シナプス)が、3月11日(水)に四季をテーマにしたEPシリーズ第1作『LAVENDER【春】』をデジタルディストリビューション&プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」よりリリースしました。
『LAVENDER』は、春・夏・秋・冬を題材にした全4作のEPシリーズで、各作品7曲を収録。4作すべてが揃うことで、ひとつの大きなコンセプト作品として完結する構想となっており、『LAVENDER【春】』はその幕開けを飾る作品となります。クラシックなサウンドを拠り所としながらも、中島涼之介ならではの色彩と美学を織り込み、モダンな質感へと再構築。明るく快活な空気をまとった、ミニマルかつ軽やかなリズムとメロディが春風のように伸びやかに広がる、瑞々しい1枚に。春の柔らかな光と、愛の歓びがやさしく溶け合うような感触をたたえた本作は、シリーズの幕開けにふさわしい作品となっています。
[コメント]『LAVENDER【春】』は、春という季節が静かに世界の色を塗り替えていくように、心の奥でも何かが緩やかに色を帯びていく、そのような瞬間を音として捉えたいという思いから生まれました。
昨年発表した『ロリータ・コンプレックス』は、全22曲によって構成された、逸脱と陶酔の詩学とでも呼ぶべき作品群でした。愛の深く翳った領域へと踏み込み、その執着と官能を真正面から描くことを厭わない、情念の集成でした。しかし今回のシリーズでは、そうした濃密な執着の磁場から少し距離をとり、愛をより軽やかで透き通ったものとして描き直すことを試みました。
そっと心に入ってくる軽やかさの中に、何かが微かに揺れるような余韻を残すこと。満ちすぎず、しかし空虚でもなく、春の空気がそうであるように、静かな均衡の上に音楽を置けたらと思いながら制作しました。
この作品が、聴いてくださる方の心に春へとひらいていく気配として届き、愛の歓びが静かに伝わるならば、これ以上の喜びはありません。――中島涼之介