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北村匠海主演&宮沢りえ共演映画『しびれ』本予告公開

内山拓也(映画監督)   2026/07/31 13:14掲載
北村匠海主演&宮沢りえ共演映画『しびれ』本予告公開
 新藤兼人賞をはじめ数々の映画賞新人賞を席巻した『佐々木、イン、マイマイン』(2020)、続く『若き見知らぬ者たち』(2024)と、これまで“現実に抗いながらも何かを掴もうとする若者の青春”を見つめてきた内山拓也監督。その内山監督の故郷である新潟を舞台に、居場所とアイデンティティを模索する少年の物語を自伝的作品として描く渾身の一作『しびれ』が、9月25日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国公開されます。

 本作は、自分の居場所を探す孤独な少年が、息をのむような大きな愛を知るまでの20年間を描いた作品です。内山監督が『佐々木、イン、マイマイン』よりも前から執筆を続けてきた構想十余年のオリジナル脚本。2025年11月に開催された第26回東京フィルメックスでは、日本作品で唯一、コンペティション部門に選出。マティアス・ピニェイロ監督ら審査員から「静寂と変化、柔らかさと硬さが内包され、バランス感覚に満ちた映画である」と評され、審査員特別賞を受賞。そして、2026年2月に開催された、世界三大映画祭の一つである第76回ベルリン国際映画祭では、パノラマ部門に正式出品され、ベルリン国際映画祭ディレクターのマイケル・シュトゥッツから「観る者の心に長く余韻を残す作品」と高く評価されました。続く5月に開催された第4回横浜国際映画祭では、作品賞にあたるグランプリ、そして最優秀監督賞、最優秀男優賞(北村匠海)、優秀女優賞(宮沢りえ)と4冠を受賞、7月のダナン・アジア映画祭 アジア映画コンペティション部門にて審査員特別賞を受賞。第28回台北映画祭(台北電影節)では、世界で最注目すべき映像作家に焦点を当て、その監督の作品群が上映される”Filmmakers in Focus”に内山拓也監督が選定されました。近年、”Filmmakers in Focus”にて特集された日本人は2016年に濱口竜介監督、2020年に大林宣彦監督。このように、日本での劇場公開を前に、国内外の映画祭で大きな反響を呼び続けています。

 さらにこのたび、90秒の予告編が公開。北村演じる大地が母親から届いた手紙を読むシーンから始まる本予告編。そこから、ことばを発することができなくなった大地が、冬の新潟で宮沢演じる母の亜樹と暮らした日々の断片が綴られていき、少年期を演じた榎本司、加藤庵次、幼少期を演じた穐本陽月の姿も収められています。後半は燃えさかる炎、うねる日本海、鉛色の曇天など壮大なスケールの映像が挿入。息子に激しい感情をぶつける母親の姿は親子の激動の日々を想起させますが、小さな浴槽でふたりが向き合う場面では、それぞれが噛み締める束の間の幸せ、母親からの確かな慈愛が滲み、「母が嫌いだった。それでも今は寂しい。」というキャッチコピーが一層切なく、際立つものになっています。ラストには車を運転する成長した大地の横顔が映し出され、その目には微かな光が宿ります。セリフこそないものの、変幻自在なまなざしで胸に秘めた怒りや希望を表現した北村、そして、一人の女性の20年を演じ切った宮沢の凄みの一端を見ることができる予告編に仕上がっています。

 そんな息子と母のドラマを盛り上げるテーマ・ソングとして起用されたのは、ロック・バンド“NOT WONK”の加藤修平(g / vo)によるソロ・プロジェクト“SADFRANK”の「Hymn To Love」。2020年にリリースされた、エディット・ピアフの珠玉の名曲「愛の讃歌」(英題: Hymn To Love)のカヴァーとなります。『しびれ』を撮るにあたり、キャストやスタッフへの世界観の共有としてピアフ版「愛の讃歌」を聴いてもらっていたという内山監督。その理由について、監督は「楽曲自体は恋人に宛てたものですが、この普遍性は時代や国境を超えて、家族、親子、友人、国など様々な解釈がなされ、愛についての象徴として広く届いており、自分にとっては“母”への愛として浸透しています。『しびれ』は“ 愛の讃歌” であると思っています」とコメント。なお、SADFRANKの「Hymn To Love」は、監督が北村に渡していた役作りのための“プレイリスト”にも収録されていたとのこと。監督と北村、2人にとって創作の“源“でもあった大切な楽曲です。



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©2025「しびれ」製作委員会

『しびれ』
2026年9月25日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国公開
shibire.jp
配給: NAKACHIKA
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