イザイ「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」を披露して絶賛された公演から2年。ヴァイオリニスト、外村理紗がリサイタル「Night Music」を2027年3月3日(水)に東京・築地 浜離宮朝日ホールで開催します。
ピアニストに谷口知聡を迎え、
バルトークのヴァイオリン・ソナタ第1番、
ラヴェルのヴァイオリン・ソナタ ト長調と
権代敦彦が外村のために書いた2曲(「From the Sky ~for Solo Violin~op.209-a」「To the Sky ~for violin&piano~op.209-b」)を世界初演します。チケットは発売中です。
[コメント] 私は2025年3月にイザイの「無伴奏ソナタ全曲演奏会」という高い峰に挑みました。必死でしたが大きな手応えもあり、たくさんの方々に励ましや労い、賛辞をいただき本当に嬉しかったです。早いもので、あれから2年という月日が経とうとしています。
今回の演奏会では、ラヴェル、バルトークという近代のヴァイオリン・ソナタのほか、権代敦彦さんの新作を披露させていただきます。
私が初めてバルトークのソナタを聴いた時、その複雑で衝撃的な音楽に感銘を受けました。2つの楽器が独立しているのに、それぞれが絡み合ったり乖離したりしながら、激しく切り裂くように、そして時に不気味で繊細に、同じ方向に向かって音楽が動いていく――。特に夜の静寂に浮かぶような繊細な響きに惹かれ、バルトークの代名詞の一つでもある “Night Music”をそのまま今回の演奏会タイトルに据えることにしました。
「夜の音楽」――。そこから私が思う様々な「夜」の在り方を考えて、プログラムを組んでいたところ、なんと権代さんとの素敵なご縁に恵まれ、委嘱をお願いさせていただけることとなったのです。斬新な音楽の切り口と音楽に対する哲学が素晴らしい権代さんと、彼とも親しく、フランス在住で現代音楽のスペシャリストである谷口知聡さんにこうして一緒に演奏会を作っていけるなんて、またとない機会。今からワクワクしています。
20世紀の作曲家×21世紀の今を生きる私たちが作る「夜」を、皆さま一人一人の感覚や解釈でお楽しみいただけること、この上なく嬉しく思います!――外村理紗(c)Sotaro Goto