クリスピアン・ミルズ率いる
クーラ・シェイカー(Kula Shaker)が、1996年にリリースした伝説のデビュー作『
K』の30周年を記念して、同作収録曲をオリジナル・メンバーで再構築 / 再録音したアルバム『K-リインカネート』を2027年2月5日(金)に発表します。この新作から、彼らの代表曲の一つ「ゴヴィンダ」の新ヴァージョンがミュージック・ビデオとあわせて公開されています。
UKチャート1位に輝き、「ヘイ・デュード」「ゴヴィンダ」「タッティヴァ」といった名曲の数々が収められた『K』を再構築した本作は、南デヴォンのミドル・ファーム・スタジオで2インチテープにライヴ録音され、2025年のアルバム『
ワームスレイヤー』を手掛けたピーター・マイルズとアッシュ・ハウズによってミキシングされました。バンドは、本作をたんなるレプリカやありきたりな記念再発盤ではなく、“生き続ける作品”として捉え、アルバムを収録曲順に演奏し、30年にわたるライヴ活動を通じて楽曲がどのように進化してきたかを記録しています。
再録というアイディアは、当初はバンドにとって魅力的なものではありませんでした。『K』の新たなヴァージョンを録音するように周りから勧められていたものの、1996年に属していた瞬間を再現しようとする試みは、不自然なものに感じられました。そんななか、2026年1月に発表した『ワームスレイヤー』の制作で、ミドル・ファーム・スタジオでプロデューサーのピーター・マイルズと取り組んだ経験が、別の可能性を示してくれました。それは、過去を再現することではなく、新たな演奏を通じてその精神を呼び覚ますことでした。
「それこそが“reincarnate(転生)”という言葉の真の意味だ――『K』を複製することではなく、ライヴで演奏し“新たな肉体”を与えることで、その精神を呼び覚ますこと。それが現在においてもなおどのように生き、息づいているか、そして30年にわたるライブを通じて、それらの楽曲がどのように自然に進化してきたかを探求することだ」とバンドはコメントしています。
また、このセッションを機に、バンドのアーカイヴがふたたび開かれました。「シャワー・ユア・ラヴ」「ハッシュ」「ドロップ・イン・ザ・シー」は、いずれも当初の『K』のレコーディングセッション中に録音されたものの、完成したアルバムに収録されなかった楽曲です。『K-リインカネート』では、これらがトラックリストに復活し、オリジナル曲と並んで新たな曲順で収録されています。
もっとも注目すべきは、2インチのマスターテープから発見された未完成の録音「シーズ・ソー・フリー」です。ピアノ、アコースティック・ギター、リード・ヴォーカルで構成されたこのトラックは、1996年にバンドがスタジオを移動する際に紛失し、その後忘れ去られていました。発掘されたこの曲を、クーラ・シェイカーは2026年に新たな楽器編成とヴォーカルを加えて完成させ、現在のバンドと1996年の当時の自分たちが共演する音源を生み出しました。
30年を経てふたたび創られた『K-リインカネート』は、あのアルバムへのオマージュであると同時に、まったく新しい作品でもあります。30年にわたるライヴ活動を通じて培われた相性、重み、そして自由を武器に、4人のミュージシャンが自分たちのやり方で楽曲を再解釈したサウンドが詰まっています。アルバムの発表に向け、バンドは「『K』は、私たちの青春のサウンドトラックでした。何でも可能だった、あの魔法のような時代。この『K』の復活版をぜひお楽しみいただき、皆さんの心がいつまでも若々しくあり続ける一助となれば幸いです」とメンバーであるリスピアン・ミルズ、アロンザ・ベヴァン、ポール・ウィンターハート、ジェイ・ダーリントンの連名でコメントを発表しています。