10月に来日公演を控える、元JAPANのデヴィッド・シルヴィアン。同月には、異色のソロ作『When Loud Weather Buffeted Naoshima』(写真)の日本リリースも決定！　また、来日公演にも参加する実弟のスティーヴ・ジャンセンのソロ・アルバムも同月に発売されます。

　シルヴィアンの『When Loud Weather Buffeted Naoshima』は、昨年10月から今年4月にかけて、香川県直島諸島で開催されたアート・プロジェクト“直島スタンダード2”に彼が出展した、インスタレーション作品の完全版CDです。シルヴィアン自身が直島の随所で採取した自然の音を組み合わせて制作されたインスト作品となっており、真冬の海岸に吹き付ける強い風に触発された“音の風景”ともいえる内容に仕上がっています。海外では8月に発売されていた本作、日本盤(PCD-17149　\3,360(税込))は10月19日リリースとなっていますので、まだ未購入であった方はこのチャンスにどうぞ。

　また、スティーヴ・ジャンセンのソロ・アルバムは、『スロープ（Slope）』というタイトル。自身によるセルフ・プロデュースで、シルヴィアンらとのユニット、ナイン・ホーセスにも通じる緻密な音世界を披露。兄のシルヴィアンのほか、ジャンセンのツアーでフィーチャリング・シンガーを務めたティム・エルセンバーグ（スウィート・ビリー・ピルグリム）、リュック・ベッソン監督映画の音楽を手がけたアンニャ・ガルバレク（ヤン・ガルバレクの娘）らのゲスト参加も話題です。発売はUK盤が10月1日に、日本盤(PVCP-8782　\2,548(税込))が10月24日にそれぞれ予定。唯一無二の音世界を作り上げる才人のソロ作にもご注目ください！