ニューウェイヴ派生の研ぎすまされた感性／天衣無縫さを誰よりも体現した女性グループとして知られる、ザ・スリッツ（The Slits）。原人裸ジャケットの名作『カット（Cut）』（1979年／写真）発表から30周年を迎えた今年、ついにファン待望のニュー・アルバムがリリース決定！　オリジナル・フル・アルバムの発表は『大地の音（Return Of The Giant Slits）』（1981年）以来、約28年ぶりとなります！

　2006年5月の再結成ライヴをキッカケに活動を再開したザ・スリッツ。現在はアリ・アップ、テサ・ポットのオリジナル・メンバーに、ホリー・クック（セックス・ピストルズのポール・クックの娘）らを加えた5人組バンドとして活動中で、復活後は2006年に3曲入りのEP『Revenge Of The Killer Slits』を発表、また翌2007年にはエイドリアン・シャーウッドとのコラボ共演による来日公演も行なっています。

　通算3作目のオリジナル・フル・アルバムである新作は『Trapped Animal』というタイトルで、全14曲入り。発売は米国にて10月20日を予定しており、またアルバムからの1stシングルとして「Ask Ma」が8月にリリースされる予定です。

　自由奔放でアバンギャルドに展開しながらポップな作品に仕上がる、そんなザ・スリッツらしい作品を期待しつつ、発売まで心待ちにしていましょう！