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アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズがニュー・アルバムを発表!

アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズ   2010/08/24 14:57掲載
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アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズがニュー・アルバムを発表!
 ビルボードのヨーロッパ・チャートで1位を記録した前作『クライング・ライト』から約1年半。アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズ(ANTONY AND THE JOHNSONS)の4thアルバム『スワンライツ』が10月13日にリリースされます。なんとあのビョークとのデュエット「Flétta」、名門ロンドン交響楽団が全面参加した「Ghost」、先行シングル曲の「Thank You for Your Love」をはじめ、11曲を収録。そして今作『スワンライツ』のリード・シングルであり、同名EPのタイトル曲でもある「Thank You For Your Love」のミュージックビデオが公開されました。このビデオは、アントニーがまだ10代だった1990年代の初頭、初めてニューヨークに着いた時に回していたスーパー8のフッテージから構成されています。

 アルバム『スワンライツ』は、通常のCDフォーマットと、CD付きアート・ブックのスペシャル・エディションという2通りの形態でリリースされます。ニューヨークの美術出版社、エイブラムズ・イメージから発売される特別版は、アントニーによる絵画・コラージュ・写真・文章を含む144ページのアート・ブックにCDが付いた形でリリースされ、CDのみの通常版には、(特別版には入っていない)ビョークとのデュエット曲「Flétta」が収録されています。なお日本盤(通常版)のリリースは10月13日になります。

 大野一雄の映像と大野慶人の舞踏とのコラボレーションという、まさに『クライング・ライト』のリリースに伴う世界ツアーの締め括りにふさわしい形で、今年2月に奇跡の初来日公演を果たしたアントニー。それから数ヶ月経った6月、大野一雄は103歳で世を去り、アントニーは英ガーディアン紙で追悼文を執筆しました。

 本作の収録曲の多くは、『クライング・ライト』と同時期に書かれたものですが、前作以上にラフで生々しい感触があって、さまざまなスタイルの曲が混在しており、実際の録音も複数の場所で行なわれています。とはいえ、アントニーの歌の芯がぶれることはなく、これまでのどのアルバムとも異なっていながら、やはりアントニー・アンド・ザ・ジョンソンズのものでしかない、新たな傑作と呼ぶにふさわしい作品になっています。

 アントニーはビョークの2007年作『ヴォルタ』(2007)に参加、「The Dull Flame of Desire」(2008年にシングルリリースされ、ビデオも発表された)と「My Juvenile」の2曲でフィーチャーされており、今回が2度目のコラボレーションになります。

 2008年秋の世界ツアーの際に、アントニーは世界各地のオーケストラと共演しており、ロンドンのバービカン公演ではロンドン交響楽団(LSO)との共演を果たした。その際に楽曲のオーケストラ・アレンジを手がけていた気鋭の若手作曲家ニコ・ミューリーが、「Ghost」と「Salt Silver Oxygen」の2曲で、アレンジのみならず作曲もアントニーと共同で手がけており、「Ghost」ではLSOが、「Salt Silver Oxygen」ではデンマーク国立室内管弦楽団が参加しています。




【アルバム情報】

10月13日
アントニー・アンド・ザ・ジョンソンズ『スワンライツ』
(PCD-93357 税込2,415円)

[収録曲]
01. Everything is New
02. The Great White Ocean
03. Ghost
04. I’m In Love
05. Violetta
06. Swanlights
07. The Spirit Was Gone
08. Thank You For Your Love
09. Flétta (with Björk)
10. Salt Silver Oxygen
11. Christina’s Farm
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