ダイアナ・クラール、ホリー・コール、ソフィー・ミルマン、ライラ・ビアリ……多くのスター・シンガーを輩出したカナダから、今年9月にアルバム『ムーンライト・セレナーデ〜月と星のうた』（2007年作）で日本デビューしたダイアナ・パントン（Diana Panton）。12月10日には、2008年録音の3rdアルバム『ピンク〜シークレット・ハート』（MZCF-1231 税込み2,520）をリリース！

　セカンド・アルバム『ムーンライト・セレナーデ〜』が本国カナダで2007年のカナダ・レコーディング・トップ10にノミネートされたり、いくつかの音楽賞でベスト女性ヴォーカリストに選ばれたりするなど、すでに本国では人気シンガーのダイアナ・パントン。魅惑のクール系シュガー・ヴォイスで歌う様は、ここ日本でもじわじわと注目を集めています。

　新作『ピンク〜シークレット・ハート』は、“新しい恋のはじまり”をテーマに、「二人でお茶を」といったメジャーなナンバーから、古今の名シンガーたちが大切に歌ってきたマイナーな曲までをセレクト。ジャケットには、ブロッサム・ディアリーとレン・ドビンという名シンガーへの謝辞がこっそりとクレジットされているなど、先達の研究とリスペクトの気持ちが詰まっています。

　バック・メンバーにイタリアン・ジャズ界でひっぱりだこのギド・バッソ（tp、flh他）を招き、ピアノ、ギターのドラムレス・トリオ編成で、繊細な歌を生かしたロマンティックな演奏を披露。

　本作は2008年に録音されたものですが、今回日本発売にあたり、同郷のスター、ロン・セクスミスのヒット曲「シークレット・ハート」を新たに録音。本国では、2009年の“ジャズ・アルバム・オブ・ジー・イヤー”にノミネートされたという、折り紙付きの一枚となっています！