99年に“ユーリズミックス”を約10年ぶりに復活させてファンを涙させた、ユニセックスな美形とソウルフルな美声を併せ持つ、まさにディーヴァな歌姫“アニー・レノックス”。そんな彼女自身のソロ作といえば、プロコル・ハルム、クラッシュ、アル・グリーンといったアーティストたちの楽曲を、やさしくしっとりとカヴァーした、95年発表の『メドゥーサ』(名盤！)以来、とくに発表されていなかったですが、どうやら来年6月（4日が有力との噂）に待望の新作がいよいよ発売されることになったそうなので、本日はそのご報告を。

　前作から約8年ぶり、オリジナル・アルバムとしては、92年発表のソロ・デビュー作『ディーヴァ』（写真）以来の約11年ぶり(！)となるこの新作。その名は『Bare』というそうで、先行シングルとして発売予定の「1000 Beautiful Things」を含む楽曲が収録されるとのことです。ユーリズミックス時代には、ソリッドなイメージがあった彼女ですが、出産を経てからのソロ作では、母性的でハートフルなイメージを持った世界へと移行していってだけに、久しぶり過ぎる新作では、より深みが増したソウルフルな歌を聴かせてくれそうです。ソロとしては、たった2作品しか発表していない彼女ですが、どれも名盤と言ってもいい内容なので、新作共々、お聴きくださるとCDJournal,comは嬉しいかぎりです。ぜひ、ぜひ一聴を！