早いもので、ケミカル・ブラザーズがそれまで名乗っていた“ダスト・ブラザーズ”を改名し、衝撃的であったデビュー作『さらばダスト惑星』を発表したのは、今から8年前の95年のこと。それ以降も、オアシスのノエル・ギャラガーをヴォーカルに迎え、大ヒットを記録した「セッティング・サン」収録の2ndアルバム『ディグ・ユア・オウン・ホール』(写真)や、彼らが尊敬しているニューオーダーのバーナード・サムナーとの共演作「アウト・オブ・コントロール」収録の3rd『サレンダー』、そして昨年発表の4th『COME WITH US』など、常にシーンの中心を担っている彼らならでな力作を発表してきた彼ら。そんな彼らが、自らの軌跡を詰め込んだベスト・アルバム『The Singles 1993-03』を、今秋（9月頃）にリリースすることになった模様です。

　収録曲はまだ不明なものの、アルバム・タイトルにもあるように、今まで発表してきたシングル曲を中心に構成される予定の今作。また、さらに今作には、リミックス曲やライヴ・トラックなどを収録したボーナス・ディスクが付属される予定で、現在、彼らの公式HPでは、そのボーナス・ディスク収録候補曲を一般から募集中。個人的には、彼らがミックスを手掛けたザ・シャーラタンズの「ナイン・エーカー・ダスト」なんかが入ってくれると嬉しいかぎりなのですが、皆さんはどうですか？　なお、今作と同時期には、未発表映像もある模様のビデオ・クリップ集のリリースも予定されているそうです。こちらも楽しみ。