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エビ中も登場! たむらぱんツアー・ファイナル開催

たむらぱん   2012/12/03 15:59掲載
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エビ中も登場! たむらぱんツアー・ファイナル開催
 さる11月30日(金)、たむらぱんのツアー〈たむらぱん 2012 ワンマンライブ全国ツアー〉ファイナル公演が東京「SHIBUYA-AX」で行なわれました!

 このツアーは、10月にリリースされた5thアルバム『wordwide』発売を記念して開催、AX以前に行われた各地のライヴの評判は高く、さらにこの日は、たむらぱんが楽曲提供を行なったアイドル・グループ、私立恵比寿中学(エビ中)がゲスト参加するということもあり、会場はスタート時から異様な熱気に包まれていました。

 おだやかなSEから一転、テンポのよいリズムから「ヘニョリータ」がスタートすると、小さい体いっぱいに跳ね回って歌うたむらぱん。バックを固めるメンバー5人は横一列に並び、鉄壁のアンサンブルを発揮。続く「スポンジ」「ジェットコースター」と、序盤からパワー全開で畳み掛ける展開に会場はヒートアップ。パワフルかつ伸びやかな歌声は、活動5年目を迎え、いちだんと魅力を増している様子!

 「ジェットコースター」を歌い終え、一息入れたたむらぱんは、ここでスペシャル・ゲストを紹介。大きな声で「私立恵比寿中……」と呼び込むものの、グループ名を思い切り噛んでしまい、一度出てきてしまったメンバー全員がもう一度はけるというハプニングもありつつ、仕切り直しで私立恵比寿中学のメンバー全員が登場! 自己紹介タイムの後には、たむらぱんが「見た目は子供、中身は大人、近づくと意外と大人、出席番号圏外、たむらぱんです!」と続いてエビ中スタイルで自己紹介!

 このゲスト・パートでは、エビ中を従えて、たむらぱんが作詞・作曲を手がけた2曲「結果オーライ」「大人はわかってくれない」を披露。この2曲は両方ともポップなサビと
複雑なアレンジが施されていますが、それを生バンドで完璧に再現するバンドの凄腕と、アイドル・グループならではのキラキラした振り付け、その真ん中でメイン・パートを歌うたむらぱんという構図は、ステージに意外な一体感を生み出す。

たむらぱん

たむらぱん

たむらぱん

 再び本編へと戻ったたむらぱん。アルバムの中で透明感溢れる楽曲「ふれる」を皮切りに、名曲「ラフ」「ゼロ」を連投。あれだけの派手な演出の後なのに、たったひとりの歌声で、ふたたび会場を虜にしてしまう。そして久々に披露された「十人十色」では、バンド全体が一丸となった圧巻のパフォーマンスで観客を釘付けに。

 この日のハイライトは、この後の2曲! “言葉”の大切さに気付いたという5thアルバム『wordwide』の話に及び、ある種赤裸々なまでに自分の気持ちを言葉にしたという「ぼくの」を静かに歌いはじめたたむらぱん。この曲では、まさに歌と言葉がストレートに観客の心に染み入っていく。“静かな絶唱”とでも言うべき「ぼくの」が終わると、会場は凛とした空気に包まれていました。

 そのまま、アルバムではShing02のラップをフィーチャーし、ラストを飾るアブストラクトな新機軸「でもない」へ。この楽曲は、音源ではヒップホップ調のドライなアレンジも特徴的でしたが、この日はやわらかい感触の演奏をバックに、丁寧に言葉を紡ぐように歌われており、最後はメジャー・キーで締めくくるというアレンジとなり、たむらぱんが伝えたかった“言葉”は、このアレンジによって何倍にも観客に伝わっていたよう。

 その後、雰囲気をガラっと変えてメンバー紹介。これまでの活動を支えてきた不動のバンド・メンバーに感謝の言葉を伝えつつ、一人ひとりのメンバーから言葉をもらうという初の試みも。メンバーからは、変幻自在で時には人間業を超えたリクエストをしてくるというたむらぱんの楽曲を“どうにかしてバンドで形にする”という意気込みが伝わり、努力に裏付けられたライヴの凄さに納得させられる!

 後半戦は、シングル「new world」、ノリの良い「ハイガール」、たむらぱんの新たな真骨頂「でんわ」、めまぐるしい展開を見せる「知らない」とテンポよく続いていく。そして、「残り2曲となりました。もう思い残すことはないからこのまま帰りたいんですが(笑)、最後に“大仕事”をしっかりやって帰りたいと思います」と告げ、「おしごと」。これが本日2度目のハイライトに。

 5thアルバムの2曲目に収められたこの曲は、たむらぱん史上最も複雑怪奇かつプログレッシヴな曲で、“ライヴでどう再現するのか?”と気になっていたファンも多かったようですが、これが、想像をはるかに超える圧倒的なステージに! メンバー全員による迫力のコーラスワークと、一人ひとりのメンバーによる超絶技巧、それらを中心で操るたむらぱんの歌声とパフォーマンス、すべてが合わさり、各パートを寸分たがわずキメたときの快感!

 そして、本編最後をライヴ映えする「直球」で締めくくったたむらぱんは、満場のアンコールに応え、代表曲「責めないデイ」「SOS」を楽しそうにパフォーマンス、会場をノックアウト。過去最長となる2時間のパフォーマンスを終え、ステージ前に出てきたたむらぱんとメンバー。まさにやりきった感あふれる6人の笑顔は、5年間の集大成の夜を象徴するもの! この先の展開がますます気になってしまう、充実した夜となりました!
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