モグワイやアラブ・ストラップなどを送り出した、グラスゴーのレーベル“ケミカル・アンダーグラウンド”を主宰し、自らもマーキュリー・レヴのデイヴ・フリッドマンと共に『ヘイト』(写真)などの傑作を次々に生み出してきた、スコットランド出身のバンド“ザ・デルガドス”。･･･とはいえ、日本での知名度は一般的にはそれほど高くないと言える彼らですが、そんな彼らが、日本で現在放送されているアニメーションのオープニング・テーマを手掛けているのは、皆さんはご存知でしょうか？
　そのアニメーションとは、毎週水曜28時28分よりフジテレビにて放送されているアニメーション作品『GUNSLINGER GIRL』のことで、彼らは、この作品のために、作詞・作曲・編曲・演奏までを全て手掛けた曲「THE LIGHT BEFORE WE LAND」をオープニング・テーマとして提供。先月21日にリリースされた、その曲とエンディング曲のフル・ヴァージョンが収録されたシングル「GUNSLINGER GIRL - Single」(MJCG-83024\1,260(税込))に加え、12月21日には、同曲のTVサイズも収録されたオリジナル・サウンドトラック『GUNSLINGER GIRL ORIGINAL SOUND TRACK』(MJCG-80140\3,150(税込))もリリースされる予定となっております。

　彼らのようなバンドが、日本のアニメーションに楽曲を提供すること自体がかなり画期的なことだと思いますが、そのあまりにも画期的過ぎることゆえに、アニメ・ファン以外には、残念ながら、話題になっていないのが実情。その激情のサウンドと美しく切ないメロディーは、もっと話題になってよいと思うので、是非とも皆さんも注目を。