昨年6月に『濱口祐自 フロム・カツウラ』でメジャー・デビュー後、ピーター・バラカンがDJを務めるInterFM『Barakan Morning』などへの出演を重ね、濃厚な勝浦弁トークと繊細かつ豪放なギター・ピッキングによるブルース演奏で瞬く間に注目の的となった和歌山県・那智勝浦発のブルース・ギタリスト、濱口祐自。前作から約1年の時を経て、7月22日（水）にメジャー2作目のアルバム『Yuji Hamaguchi Going Home』をリリースすることが発表となりました。

　還暦を前に自身を取り巻く環境がめまぐるしく変わった今、再び自分の足元を見つめなおしたいという心境がタイトルには込められたこのアルバム。ライヴで冒頭に演奏される濱口の代名詞「Welcome Pickin'〜Caravan」を筆頭に、濱口の“現在”が封じ込められた完成版ともいえる内容。

　ゲストには、濱口の才能にほれ込んでいる名ベーシスト細野晴臣のほか、伊藤大地（ex-SAKEROCK、細野バンド）らが参加し、リズム面をバックアップ。プロデュース・録音・MIXを手がけるのは前作に続き“音の錬金術師”久保田麻琴で、今では珍しいアナログ・テープ録音（2インチ24トラック、15ips Non Dolby）により暖かさに特化したフォーマットを採用、マイクも1950〜70年代製の名機といわれるヴィンテージ・マイクを使用しており、生っぽいギター・サウンドに適したこだわりの音質となっています。