現代のアメリカ音楽シーンを代表するバンドのひとつ、
ウィルコのフロントマン、
ジェフ・トゥイーディ(vo, g)とその息子スペンサー(ds)によるプロジェクト、
トゥイーディが初来日。3月30日に東京 恵比寿 LIQUIDROOMでライヴを行ないました。
会場に詰めかけた観客が熱い眼差しをおくるなか、ふらっとステージに登場した2人は、ダーレン・グレイなどのベテラン・ミュージシャンとともに、2014年に発表したトゥイーディ名義のアルバム
『スーキーレイ』を中心に楽曲を披露。中盤ではジェフの弾き語りで「ジーザス・エトセトラ」「ショット・イン・ジ・アーム」「アイ・アム・トライング・トゥ・ブレイク・ユア・ハート」など、ウィルコの名曲の数々が続き、会場が一体となって合唱する一幕もありました。
今回、ジェフは家族連れで日本に来ていたこともあり、公演では、「アイム・ザ・マン・フー・ラヴズ・ユー」を妻に捧げたり、次男がビッグ・スターの「サーティーン」を歌い(ジェフいわく「彼がステージで歌うのはこれが2度目なんだ」)大喝采を浴びたりと、公演は終始、穏やかでフレンドリーな雰囲気。アンコールでは、ウィルコの出世作
『ヤンキー・ホテル・フォックス・トロット』のミックスを手がけた
ジム・オルークがステージに登場。昨年秋に行なわれたジムの単独公演には、ウィルコのグレン・コッチェが飛び入りしましたが、そのグレンとジェフとジムの3人からなるユニット、
ルース・ファーの楽曲を披露し、大盛り上がりのうちに幕を閉じました。