音楽界はもとより、日本では5月19日（金）に公開される映画「メッセージ」にて楽曲「On the Nature of Daylight」が印象的に使われ、映画界からも熱い視線を浴びるポスト・クラシカル界の最注目人物のひとり、マックス・リヒター（Max Richter）。その音楽と気鋭振付家ウェイン・マクレガーのコラボレーションでこれまでに数々の賞に輝いている英国ロイヤル・バレエの話題作「ウルフ・ワークス」が、日本の劇場でも3月31日（金）より、TOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて全国順次公開。

　「ウルフ・ワークス」は2015年初演。より自由で個性的、現代的なリアリズムを追求した革新的なバレエは、批評家協会賞の最優秀クラシック振付賞、ローレンス・オリヴィエ賞の最優秀ニュー・バレエ賞を受賞。作品は、イギリスの女性作家ヴァージニア・ウルフの3つの小説（「ダロウェイ夫人」「オーランドー」「波」）、そしてウルフ自身の手紙、エッセイ、日記にインスパイアされた内容です。


　今回の日本公開に合わせて、リヒターが手掛けた音楽を収録するアルバム『3つの世界: ウルフ・ワークス（ヴァージニア・ウルフ作品集）より』も3月29日（水）に日本盤（UCCH-1040 2,800円 + 税）が発売。YouTubeでは収録曲「モジュラー天文学」「庭で」のミュージック・ビデオも公開されています。