映画『イミテーション・ゲーム / エニグマと天才数学者の秘密』で知られるモルテン・ティルドゥム監督の最新作「パッセンジャー」が全国で公開中。本作で恋人同士を演じたクリス・プラットとジェニファー・ローレンスが、劇中のラブシーンについて語るコメントが公開されています。

　映画の舞台は、新たな居住地を目指す人類を乗せ地球を旅立った豪華宇宙船“アバロン号”。5000人の乗客が冬眠装置で120年の眠りにつく船内で、予定より90年も早く目覚めてしまった、クリス演じる素朴なエンジニア“ジム”と、ジェニファー演じる人気作家“オーロラ”の運命を描いたスペース・スペクタクル・ロマン作。『プロメテウス』の脚本家として知られる、ジョン・スペイツがシナリオを手がけ、マイケル・シーン、ローレンス・フィッシュバーンらが出演しています。

　これまでにも『タイタニック』や『スピード』など極限状況下にある男女の愛を描いたヒット作は存在するものの、本作ではそれらを凌ぐ孤立無援の宇宙空間で生まれる愛が描かれます。過酷な状況で繰り広げられるラブシーンに関してプラットは「船内のロボットや照明、そして重力装置までがおかしくなるんだ。そしてジムとオーロラは船内の不具合の原因を2人で協力して探すんだよ」とコメント。またローレンスも「2人が直面しているのは非常に緊迫した状況で、決して普通ではない場所なの。でもだからこそ、2人の人間性と愛が大きく試されることになるのよ」と危機的な状況が2人を結びつける重要なポイントであることを語っています。